読書メモNo.52『同志少女よ、敵を撃て/逢坂 冬馬』
本屋大賞ノミネート作品。
読み始めたときはノミネートでしたが、大賞とった作品。
ソ連とドイツ
2022年の今、戦争が彼の地でおきている。
この本が出たタイミング読んだタイミング。子供のころは当たり前に夏休みに平和集会があったけれど、大人になるとそれも薄れていくタイミング。今一度、戦争の惨禍を考えるときなのかもしれない。
ソ連のとある村で母親と狩猟をしながら暮らしていた少女セラフィマ。ある日、村人全員がドイツ軍に無意味に殺された。母親までも。
その場でセラフィマを救っていくれた、女狙撃兵イリーナ。イリーナに「死ぬか戦うか」の二択を問われ、女狙撃兵となることを決意するーーー。
狙撃兵として仲間と戦地に向かうセラフィマ。
仲間の死。自分が倒した敵の死。戦後を想像できない自分。
投降兵を無残に殺す自兵
敵国の女性を辱める軍人たち
敵を殺すことに快楽を覚える兵士。独裁者に毒された兵士。
子供を使って敵を炙り出す兵士。
戦争とはなんなのか
今この時に読んだ意味がある気がします。
当たり前ですが、暴力は何も生まないし、一度死んだら生き返らない。
他人の命を奪う権利なんて誰にもない。
そんな戦争がこの小説の舞台で今まさに起こっている。2022年のこの時代に。
皮肉にも、小説の終盤にはウクライナとロシアはこのまま友好に歩いていけるだろうか。とセラフィマが願う場面がありました。
平和な国日本も他人事ではない。いつチャイにロシアに進軍されるかわからない。お花畑思考の立憲や共産やれいわ支持者はこれに立ち向かえるのか?
本当にできると思うなら今すぐ話てきて欲しいですw(煽り)
日本人も考える時がきていることを自覚しよう
世界が平和でありますように
内容としては、面白いけれど塞王の方が最近では好きだったかな。
戦争ものとして時事的に読み込まれた感がありました個人的には。
おすすめ度:★★★☆☆
コスパ :★★★☆☆
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?