読書メモNo.76『世界2.0 メタバースの歩き方と創り方/佐藤航陽 』
2030年全てが加速する世界に備えよとか2040読んでから、こういう科学系というか近未来系ワクワクして好きです😁
メタバースとは、ネット上作られた3D仮想空間
聞いたことはありましたが、詳しくは知りませんでした。
例として出されていたのが「竜とそばかすの姫」。バーチャルの世界で自分のアバターを存在させる。
2030年にも書いてありましたが、今は各々の技術が進歩することで、掛け合わされ、加速度的に変化していく。メタバースは以前にも、セカンドライフというものが提供されていたらしいですが、当時の通信速度の関係で、一度にログインすると動きがカクツク。いわゆるラグい状態が多いため、成功しなかったそう。
今は10年、20年前に比べて通信速度がどんどん速くなっているためまさに今がチャンス。とのこと。
科学的なことや文化的なことって、アイデアも大事ですが、タイミング次第なのがよく分かる例です。
そしてこのメタバースは日本にこそチャンスがある!と言うことを提起してくれています。私は荒野行動というゲームをリア友含めやっていたり、SAOというアニメにもハマったんですが、メタバースのイメージがああいう感じかなと。
なぜ日本に勝機があるかというと、メタバースにとって重要な「人材・知財・文化」が、世界的にも豊富であるということ。
任天堂やプレステのSONYといったゲームを生み出す技術、漫画文化を生み出す人材。マリオなど魅力的で世界的なキャラクターを持っている知財。
文化については、コンテンツに課金する文化。課金というと聞こえは悪いですが、デジタルなものにお金を払うことに抵抗がない日本人の文化はメタバースを浸透させるという意味では、敷居が低くなるという意味で有利とのこと。
ゲームに課金は抵抗はありますが私はしたことがあります。他にはiPadようにアプリ買ったり、デジタル書籍もサブスクという形ですが購入しているので確かにな🧐と思えました。
メタバースの世界が当たり前になればそれこそ映画のように、お手頃な値段で世界を旅できたり、アバターを実年齢や性別と違うものを選ぶことで、今まで見えなかった・体験できなかった世界を楽しめると思うとワクワクしますね。
と同時にこの本にはそこまで書かれていませんでしたが、メタバースの世界の秩序をどうするか。や、そうはいっても現実の世界の自分自身のメンテナンスというかフォローは個人個人のモラルや家庭環境に任せるのか。が気になりました。例えば、ニートや何らかの理由で引きこもりになった人とかが没入した場合のリアルへのリスクとか。は気になりましたねぇ。
自分のことを自分で責任を取れる人ばかりではないだそうし、それこそリアルすぎると現実との区別がつかなくなるんじゃないかなぁと思いました。
最後の章「世界の事実は自分の目で確かめるべき」に書かれていた言葉
真の発見の旅とは新しい風景を求めることでなく、
新しい物の見方を得ることだ
マルセル・ブルースト
人生100年時代。この時代を生きられることは幸せなのか。不幸なのか。分かりませんが、個人的には五感が刺激されるこの時代今のところワクワクだらけです😘