読書メモNo.21 『一流の頭脳/アンダース・ハンセン』
賢くなりたいんです🥺
大人だって、社会人だって進化できるよね?と思い(願望をいだき)読みました
知能をつけたい、賢くなりたい。と思うならば運動せよ。
ランニングなどの有酸素運動。ということがざっくり言うとこの本の結論です💪🏼
注意点として、鉄人レースのようなものは逆効果。
20~30分程度の持久系運動で数時間の脳の活性効果が期待できる。
但し、日ごろ全く身体を動かしていなかった場合は効果は半減。
また、場所は関係がない。室内でも屋外でも同じような結果を得られる。
年々脳細胞は死滅すると言われていたが、実際は何歳になっても生成できる。
理由:運動により脳細胞への血流が増える為。
なので、負荷が強すぎたり長すぎると筋肉へ優先的に血液が流れてしまうので効果が半減する。
スウェーデンの精神科医の著者が各種研究結果や論文を踏まえて解説してくれている本書。
結論だけで良い人は本書を買ってまで読む必要がないですが、客観的根拠が欲しい人、論文など読むことが苦じゃない人は読む価値がある一冊です。
読んでいて面白いので。
本書によると、脳トレ等では認知機能は向上しないという。
脳トレ好きだっただけに半信半疑ですが。。。脳トレとしてやっている作業等は上達するが、知能としては向上しないらしいです。
個人的にここで疑問が。。。それでいくと「アハ体験」は脳の回路が活性化?と言いますが、運動をしていなければその時だけの話なのだろうか?
思い出(印象)としてそのことだけ残るだけなのだろうか??
ひらめきやすくなるというだけ(言い方悪くてすみません)なのだろうか??
ストレスについても触れられているので、ストレス軽減の手段の一つとしてならアハ体験も大事かな〜と勝手に自分を納得させました🤭
なんとなーく子供の頃から、人間は歳をとるたびに、脳機能が衰えるものと私は思っていました。ましてや、学生の時のように吸収できないとさえ思っていました。しかし、この本によると、「何歳になっても脳のアップグレードは可能」ということでした🥸
ちょっと脱線しますが私の勉強体験でいくと、以前とある国家資格を取得しました。その直前に宅建などで肩慣らしをしていたので、少し舐めていたというか、言うて普通に勉強すればできるだろう(笑)くらいに思っていました。
その時学生の時と社会人になってからで気付いたことがあったのですが、それが「勉強の仕方を忘れた」と言うことでした。私の場合ですが。。。
知能的には変わらない気持ちでいたのですがある程度学問に触れていた学生の時に比べて、社会人になると評価は仕事ができるかどうか。なので全く勉強という勉強をしてこなかったため、書いて覚えていたのか読んで覚えていたのかすら分からず愕然としたことを覚えています。
今も正直学生の時どうやって勉強していたか思い出せませんが、毎日少しでも学問に触れようと奮闘中です。
話がだいぶそれました😱
ではなぜ歳を取っても脳のアップグレードが可能なのかというと、、、
20〜30分適度に身体を動かすことで、脳の結合パターンが強化されたという。この研究は60歳の被験者100人のMRIを調べたり、脳自体が半分ほどしかなかった人物を研究して分かったことだ。
◆ストレスの悪影響について
ストレスについても触れられています。ストレスホルモンと言われる「コルチゾール」は元々は、私たちの先祖が狩猟時代「逃走か戦闘か」を選択させられていたことに起因していた。
ストレスホルモン「コルチゾール」により、脳と体は臨戦態勢に入る。実際、適度なら集中力が増すとのことだが、過剰にコルチゾールが生成されると記憶の中枢と言われる「海馬」の細胞が死滅する。なのでストレスは物覚えを悪くする。とのこと。
ストレスホルモンを手懐けるには、やはりここでも「運動」だ。
運動自体は、体に負担がかかるという意味でストレスがかかり「コルチゾール」が分泌される。しかし運動が終了した途端、この分泌は抑制され、定期的に運動することで運動以外のストレス時にはコルチゾールの分泌量が減ったのだそうだ。
また、ストレスを抑えたければ脳の前頭葉(思考領域)の機能を促す。ことが大切で
体を動かすと、脳への血流が増え、長期間続けると、前頭葉に新しい血管が作られ、血流や酸素量が増え、脳の老廃物が取り除かれる
※ただし、数日でそうなる訳ではない。長期間続けることが必要
◆集中について
集中に必要な物質といえば「ドーパミン」。
ドーパミンを強制的に増やす方法。それは副作用もない手軽な「運動」だ。
ウォーキングよりランニングの方がいいらしい。
なぜ、運動をすることで集中力が増すか。ここでも先人達が登場する。狩猟時代、先人達が走っていたのは「食料」を見つけるため「生き延びる」ためだ。注意を怠ると命取りになる。
ウォーキングよりランニングの方がいい理由は、ある程度の心拍数がある時に大量に「ドーパミン」と「ノルアドレナリン(集中物質)」が分泌された実験結果があったからだ。目安は最大心拍数(220から年齢を引いた数値)の70〜75%になる負荷とのこと。
◆脳最強物質「BDNF」について
BDNFという脳内物質があるが、これは他の脳細胞を守る役割を担っており科学の世界では奇跡の物質とまで言われているらしい。
ここでもこの物質を簡単に増やす方法が書かれている。もちろん「運動」だ。
元々は、うつ病患者の治療でわかったことらしい。なのでこのBDNFが増えると幸福感が上がり、性格も変わるとのこと。
◆記憶力について
脳が恩恵を受けられる運動量には限界がある。
鉄人レースのような過酷すぎるものは、逆に短期記憶に悪影響を及ぼすとのことだ。
◆その他
・立って作業は脳が最高に効率的に働く
・知能指数と関係があるのは持久力のみで筋肉量は関係なかった
・毎日体育があった小学生の学力はそうではない小学生より高かった
・運動時の場所には関係なく恩恵は得られる
・脳にいい食べ物、悪い食べ物がある
個人的な結論は、人の脳は複雑すぎていくら21世紀とはいえ、そう簡単に謎明かしはしないよ。といわれているんだろうなと解釈(笑)だからいつまでも、いくつになっても、探求心は大事なのだと思いました。
学び続ける事の偉大さ。考えることを止めない向上心。
私自身、運動は好きだし子供のころから得意なのですが持久力がないので1.5km以上走れない( ゜Д゜)サイクリングでも良いらしいので、ロードバイクでも買おうかな。
2月から行っているHIITトレーニングは、筋トレ系のため意味がなくはないみたいですが、効果はランニングに比べると少ないみたい。筋トレ系は連想知能みたいです。
勉強も運動も頑張ろう