感受性だけの世界で身体を動かしてみたら/魔女トレ体験記
492日目。
平塚へ。
念願の!
西園美彌さんの「魔女トレ」に初めて参加してきました。
「骨盤から力を生み出す」「地に足のついた身体」って、いったいどういう状態なのか?
(アタマではわかるけれど、身体ではわかっていない)
自分もそうなってみたいけれど、どうしたらそういう状態に近づけるのか?
ただただ知りたかったんです。
*
14時半から始まった講座は、19時半まで。
濃い時間でした。
結論から言うと…。
「骨盤から力を生み出す」「地に足のついた身体」って、
なるほど!こういうことなのか!
と、体感することができました。
足がちゃんと地面を押して立っている
骨盤から(丹田から)力が出て、身体が動く
足がめっちゃ軽い〜どこまでも歩いていけそう
身体がよい感じにリラックスするので眠くなる〜
という感想を持ちました。
この身体で生きていけたら、ものの感じ方/捉え方もしなやかになり、自分の人生を自分で切り拓いていけるという自己信頼が自然と生まれるだろうな、と思いました。
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なによりもわたしのこころを打ったのは、西園美彌さんの語る言葉でした。
「感じることが大切」
と、繰り返しお話してくださった上で、身体のワークを積み重ねていく。
感受性だけの世界で、自分の身体を動かしてみる。
それは、わたしにとってはセラピーでした。
感じることが怖い。
繊細に感じたら傷ついてしまう。
だから、できるだけ感じないようにしよう。
そんなふうに、自分の繊細さを自分自身にさえ隠して、ごまかして、ないことにして、感覚を麻痺させて生きてきたのだと思います。
けれど、レッスン会場を出て、駅までの道をてくてくと歩いているとき、ふと思ったのです。
あれ?
わたしはどうして「繊細に感じたら傷ついてしまう」と思っていたのだろう?
今日のレッスンの中では、「繊細に感じること」は楽しくて豊かなことだったのに。
って。
「繊細に感じたら傷ついてしまう」というのは、わたしの思い込みだったのかもしれない。
「繊細に感じたら傷ついてしまった」過去が、わたしにはあったのかもしれないけれど、それはもう終わったことで、「繊細に感じたら傷ついてしまう」という価値観は、今のわたしには必要ないのかもしれない。
けれど、その価値観はアップデートされないまま、今日までその価値観を握りしめて生きてきたのかもしれない。
価値観の反転が起こったような体験でした。
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「身体は知っているから、どっちでもいいよ、って思っておく」という言葉も、わたしの胸に響きました。
わたしはいつから身体を信頼することを、自分を信頼することをやめてしまったんだろう。
だけど、それは、この現代社会をサバイブするためだったのかな。
これからは、自分の身体をもっと信じて、この地球をあそぼうね、わたし!
と、自分とあらためて約束した夜でした。
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日本人の身体の使い方、能と西洋の舞踊のちがいなどのお話も、大変興味深く聞きました。
「魔女トレ」は、単に身体のパフォーマンスが上がる、という表面的な単純なものではないのだな〜。
人体の可能性を、全方位的に引き出すもの、なのかな。
「魔女トレ」の奥深さを体感した一日でした。
これからもコツコツ続けていきたいと思います。