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「楽しい」しか勝たん!

511日目。

おとといの続きです。

*

秋から靴下の重ね履きを始め、暮らしの中に冷えとりをゆるやかに取り入れていました。

数ヶ月経った頃。
たしか立春を過ぎた頃から「大デトックス祭り」の序章がスタートしました(笑。おおげさ)

湿疹です。

最初は、みぞおちあたりに赤くポツポツしたものができて「かゆいなー」と思っていました。
たいして気にも留めていなくて、かゆいので素直に掻いていました。

そうすると…。

時間が経つごとに、その赤いポツポツができる範囲が広がっていきます。

赤いポツポツができる→かゆいので掻く→かゆみが落ち着いてきた頃にはその部分は赤黒くなる→その隣のエリアに新しく赤いポツポツができる→かゆいので掻く→広がり続ける赤いポツポツとかゆみ…そしてかゆみは治まったけど赤黒さが残った皮膚(以下、このループ)

みぞおちから始まった湿疹は広がり続け、おへそのあたりまで!
もうお腹全体が湿疹、という状態に。

という感じでしたが、なぜかあまり気にしていませんでした。
かゆみがそこまでひどくなかったのと(眠れないほどかゆい、というわけではなかった)、人目に触れる部分ではなかった、というのがあったかもしれません。

でも、さすがに広がり過ぎじゃない…?
いったいどこまで広がり続けるんだろう…?

ちょっと不安になりましたが、とにかくこの頃のわたしは忙しかったのです。

一日中仕事ばかりしていて、おまけにちょうどこの頃は、結婚式の準備に追われていました。

仕事の休憩中に病院に行くことも考えたのですが、当時は着物を着て働いていました。
皮膚科に行ってお腹を出すためには、着替えていかないといけない。
休憩中という限られた時間の中で、まかないを食べる→着物から普段着に着替える→病院へ行く→普段着から着物に着替える→仕事に戻る、ということをやろうという気になれなかったのです。

当時のわたしにとっては、休憩中は貴重なおひるね時間でもありました。
ただでさえ睡眠不足。
おひるね時間を削って病院に行くくらいなら、行かなくていいや。

結局、病院に行かず、けれどなにか特別なことをするでもなく、かゆみが出たところを掻き続けて…まぁ要は、ほおっておいたのですね。

そうしたら…。

時間はかかりましたが、赤黒かった皮膚も元の色に戻っていきました。
(夏を迎える前には、元通りになっていました)

皮膚のトラブルはあまり経験したことがなかったので「なんだったんだろー?」くらいに思っていたのですが…。

ん…???

これって、冷えとり始めたからこその排毒現象だったのでは?!

と気づいたのは、夏頃のことでした…(お、遅いよ…)。

広範囲の湿疹というデトックスの経験は、わたしにとってはとてもおもしろい経験になりました。

足元をあたためると、自然治癒力が活発に働くんだなぁ。
身体ってすごいな!

この湿疹が、冷えとりのおもしろさを感じる最初の経験となりました。

*

ここまで書いてきて気づいたのですが、冷えとりはわたしにとって「おもしろいもの」なんだと思います。

「正しいもの」でも「意味があるもの」でもなくって、身体という自然の力を感じさせてくれる「おもしろいもの」なんだ。

だから、続けてこれたのかもしれないですね。

楽しいしか勝たん!ってヤツです。

*

他にも、歯の詰め物がやたら取れる時期があったり、冷えとりを始めた数年間は、春に必ず湿疹が出ていました。
最初の年のように広範囲ではありませんでしたが、おもしろいなぁ!と思ったのは、身体の結節点?っていうのかな?関節付近に湿疹が出ることがおもしろかったです。
(わたしの場合は、腕の付け根、手首、首など)

身体が教えてくれる「自然」を感じられて、ありがたいなぁ、と思うばかりです。

もちろん、冷えとりがすべてではないし、合わない人もいるかもしれません。

こんな人もいるのね〜って、おもしろおかしく読んでもらえたら嬉しいです。

以上、なぜか突然始まった、わたしの冷えとり体験談でした。



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