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根拠はわたしのこころよ!という言葉を、胸に灯して

599日目。

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朝、半身浴をしながら『あるがままー「ゆの里」創業者・重岡壽美子の物語』を読む。

ある日突然、「わたし、お風呂屋さんをやる!」と決めて、そのための計画をじゃんじゃん実行に移していく壽美子さん。

「自分の健康は自分で守る時代がやってくる。そのための手助けをするのがわたしがすべきこと」と壽美子さんは思ったそう。

水道水を沸かしたお風呂ではなく、その土地から湧いてきた地下水を使いたいと考え、持っていた土地を掘削業者さんに調べてもらいます。

ところが、「ここにお水は湧かない」と言われたそう。

それでも、壽美子さんは「絶対にお水は湧く!」と信じていました。
そして、本当にお水が湧きます。
(詳しいエピソードは本書をお読みくださいね!不思議なお話です。)

後年「そう思った根拠はどこにあるのですか?」とお客さまに聞かれて、壽美子さんはこう答えたそうです。

「根拠は、わたしの心よ!」

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「わたしが人様のためにするところに、お水が湧かないはずがない」とキッパリと言い、「ここには水が湧かない」とプロが言っているにも関わらず、「絶対にお水は湧く!」と信じている。
なぜ信じているかと言ったら、「根拠は、わたしの心よ!」なのである。

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あぁ…この人は無邪気なのだと思った。

邪がない。

わたしにできるかなぁ、とか
失敗したらどうしよう、とか
この人がこう言っているからやっぱり無理かな、とか
人にどんなふうに思われるかな、とか
ちゃんと報われるのかな、とか
不安だな、とか
こわいな、とか

そういった余計なことは、壽美子さんは考えてないのだ。
(考えていないように、わたしには見えます。ご本人に聞いたわけじゃないからわからないですけれどね。)

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我が身を振り返って思うことは、結局のところ、ごちゃごちゃ考えているうちは「損得勘定」ばかりしているんだな、と思う。

傷つかないように、失敗しないように、嫌われないように、笑われないように…。

そんなことばかり考えて、「自分がやってみたい!」と思ったことに、全身全霊で向き合っていないのだ。

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根拠は、わたしの心よ!

この言葉を胸に灯して、ただただ歩いていけばいいのだと思う。

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