根拠はわたしのこころよ!という言葉を、胸に灯して
599日目。
*
朝、半身浴をしながら『あるがままー「ゆの里」創業者・重岡壽美子の物語』を読む。
ある日突然、「わたし、お風呂屋さんをやる!」と決めて、そのための計画をじゃんじゃん実行に移していく壽美子さん。
「自分の健康は自分で守る時代がやってくる。そのための手助けをするのがわたしがすべきこと」と壽美子さんは思ったそう。
水道水を沸かしたお風呂ではなく、その土地から湧いてきた地下水を使いたいと考え、持っていた土地を掘削業者さんに調べてもらいます。
ところが、「ここにお水は湧かない」と言われたそう。
それでも、壽美子さんは「絶対にお水は湧く!」と信じていました。
そして、本当にお水が湧きます。
(詳しいエピソードは本書をお読みくださいね!不思議なお話です。)
後年「そう思った根拠はどこにあるのですか?」とお客さまに聞かれて、壽美子さんはこう答えたそうです。
「根拠は、わたしの心よ!」
*
「わたしが人様のためにするところに、お水が湧かないはずがない」とキッパリと言い、「ここには水が湧かない」とプロが言っているにも関わらず、「絶対にお水は湧く!」と信じている。
なぜ信じているかと言ったら、「根拠は、わたしの心よ!」なのである。
*
あぁ…この人は無邪気なのだと思った。
邪がない。
わたしにできるかなぁ、とか
失敗したらどうしよう、とか
この人がこう言っているからやっぱり無理かな、とか
人にどんなふうに思われるかな、とか
ちゃんと報われるのかな、とか
不安だな、とか
こわいな、とか
そういった余計なことは、壽美子さんは考えてないのだ。
(考えていないように、わたしには見えます。ご本人に聞いたわけじゃないからわからないですけれどね。)
*
我が身を振り返って思うことは、結局のところ、ごちゃごちゃ考えているうちは「損得勘定」ばかりしているんだな、と思う。
傷つかないように、失敗しないように、嫌われないように、笑われないように…。
そんなことばかり考えて、「自分がやってみたい!」と思ったことに、全身全霊で向き合っていないのだ。
*
根拠は、わたしの心よ!
この言葉を胸に灯して、ただただ歩いていけばいいのだと思う。
*
ライティング・ライフ・プロジェクト第9期、募集中です。
※好評につきベーシックは満席となりました!ありがとうございました。
ライトは引き続き、募集中です。
サポート頂けると、とってもうれしいです💖 誰かに言葉を贈ること、誰かを言葉で祝福することが、わたしにとって、とても楽しく喜びを感じる瞬間です。頂いたサポートは、ぐるぐると循環させて、生きたエネルギーとして、また別の誰かに、何かに、お返ししたいと思っています。