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ホリスティックセルフケアの原体験

224日目。

こう雨が続くと、こころまでしなーっとなってきてしまいますねぇ。
身体も重たーい。
青空が恋しいなぁ。

梅雨時期は特に、冷えとりを知っていてよかったな、と思います。
半身浴したり、足湯したりする習慣がなかったら、わたしは梅雨時期をこんなに元気に乗り切ることはできなかったです。

いわゆるホリスティックなセルフケアを、自分にできる範囲で、暮らしの中に取り入れているけれど、そもそもそういうものに興味を持つようになったのは何がきっかけだったのかな?と考えてみました。

大人になってからのきっかけは、花粉症でした。

20代の前半までは、市販の花粉症の薬を飲んでいて、それがもう、びっくりするほどに、殺人的な眠さを引き起こしていて、スギ花粉が舞う季節のあいだ中(だいたい3ヶ月くらい)この眠気が続くことに、ほとほと嫌気がさしたのがきっかけでした。
20代の後半から、いろいろな工夫を重ねながら、徐々に市販の花粉症の薬を減らし、数年後には薬なしで春を過ごすようになりました。

大人になってからはこういう体験があったけれど、子どもの頃はどうだったかな?と思い返してみると…。

ホリスティックセルフケアの原体験は、首にネギを巻いたことでした。

正確にいうと、首にネギを巻かれた、のですね。

まだ保育園に通っていた頃、風邪をひいたとき、ガーゼに包まれたネギを首に巻かれて、そのまま布団に入ったことがありました。

効果があったかは、まったく覚えていません。
覚えているのは、首に何かを巻かれて眠るのは、なんだか嫌だなぁ、と思ったことだけです。

それから数年後。

小学校3年生か4年生頃だったと思います。
わたしは百日咳にかかってしまいました。

いやー、咳が出る出る。
あまりに激しい咳で、夜寝ていても起きてしまう。
今でもはっきりと覚えているのは、あるとき咳込んで、それがあまりにひどくて、息を吸うことも吐くこともできない、みたいな瞬間があったことです。
息ができなくて死ぬ、って、こういうことなんだ〜、と思った記憶があります。

そんな激しい咳をするわたしを見かねて、ある日、父がお手製アロエドリンクを作ってくれました。

「アロエは医者いらずっていうんだぞ〜」とかなんとか言いながら。

家に観葉植物としてあったアロエをひとかけら。
それを、たしか、大根おろしの要領でおろし金ですりおろして、すりおろしたアロエ、ハチミツを混ぜたものを、お湯で溶かして飲んだ記憶があります。

これが!

よく効きました!

もちろん、病院からもらってきた薬も飲んでいたのですが、薬だけ飲んだ日よりも、薬も飲んでアロエドリンクも飲んだ日(併用した日)の方が、明らかに症状がラクでした。

今考えると、観葉植物のアロエじゃなくて、食用アロエの方がよかったんじゃ…(観葉植物のと食用はちがいます?よね?どうなのかな?)と思わなくもないですが、当時はそんな感じで、薬と併用してアロエを摂っていました。
(あくまでも数十年前の個人の体験談です)

植物の力ってすごいんだなぁ、と思った最初の体験は、このアロエドリンクかもしれないです。

今こうして、この思い出を書いていて、ひとつ気づいたことがあります。

わたしはアロエドリンクとともに、それを作ってくれた父の愛も一緒に飲んでいたのかもしれないです。

アロエの薬効だけじゃない。
それを用意してくれた父の愛の力もあって、わたしの百日咳は治癒していったのかな。

家庭でできるホリスティックセルフケアの魅力は、こんなところにもあるのかもしれないですね。

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