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対話する映画館「しねまーる」第2回開催:アフガニスタン難民を扱う「ソニータ」

私は無類の映画好きで、大学時代は年間100本を超える映画を観ていた。2時間弱の中に、出会ったこともないストーリー、ものの見方が溢れている。今から振り返ってみると、共感したり、違和感を感じたりしながら、映画と時空を超えた対話をし、世界を知り、自分を知る旅をしていたんだろうと思う。その対話を今度はみんなでやりたい!そんな思いの映画館です。

今日は、2021年9月11日。アメリカ同時多発テロが起こってから20年目に入りました。折しも、アフガニスタン情勢が不安定で、難民が急増しているところ、アフガニスタン難民を扱った映画「ソニータ」上映&対話会を開きました。

【ソニータ】アフガニスタン難民の少女が、ラッパーになるという夢を追う姿を捉えたドキュメンタリー。滞在許可証もパスポートも持たないヒロインが、古くからの習わしである強制結婚や家族との関係に悩みながらも前を向いて歩む様子を映す。監督を務めるのは、主に短編を制作してきたロクサレ・ガエム・マガミ。サンダンス映画祭などで高く評価された。

大学でアラブ世界の研究を専攻していた人、難民支援に関わる人、ドキュメンタリー映画に興味のある人、それぞれの関心から場を共にした参加者と6人で、映画を見た後、感じたことを共有しました。

前回の「バベルの学校」上映の時も思ったけれど、映画の後にじっくり対話するのは、本当にいい。自分の視点では気がつかなかったことが深まったり、みんなの言葉から、映画の場面が掘り起こされたり。映画x対話は文化になるなあ。

映画の中でも出てくるソニータの力強く美しいラップはこちら

次回のしねまーるは、シリア難民の取材を続ける小松由佳さんと観るシリア難民の映画「レフュジー〜家族の絆〜」です。是非、ご参加を〜。


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