
ざるの一枚
わたしの身長は今、156センチです。
年代的には、たぶん女性の平均より少し小さいくらいかな?わりと小さいのかな?
だけど、この身長、小学6年生のときから3センチしか伸びてないんです。なので、153センチの小学生だったんです。
今の小学生はみんなすごくスラッとしてて大きくて大人っぽいですけど、わたしが小学生の頃には、153センチってだいぶ大きい方で、背の順に並ぶと、後ろから3番目が定位置でした。
その頃のわたしは、とにかく目立つことが恐怖だった。いつでもどこでも、目立たないように隠れていたかった。大きくも小さくもない、真ん中あたりに紛れていたかった。
それでわたしはよくこんなふうに、ざるを頭にかぶってたんです。
撮った!
今うちでいちばん大きいぬいぐるみのプーさんに、お気に入りのイチゴみたいなざるをかぶせてみましたよ。
なんで??ってなりますよね。ですよね。
子供の頃、母にいつも言われてたんです。
ざるをかぶると背が伸びなくなるよ!って。
大人になってから、いろんな人に聞いてみましたけど、そんなこと誰も知らなくて、はてな??って顔され続けました。
でも絶対、母はいつもそう言ってたんですよね。
てゆうか、なんでわたしは小さい頃にざるを頭にかぶってたのか、そこも謎ですけど。
まさか小学6年生で、その母の言葉を信じて、背がもう伸びないように、ざるをかぶってたわけではないと思いますが。
たぶん、おまじないみたいな感じだったのかな。
その甲斐あってか、それ以降ほとんど背が伸びず、学年が上がるごとに背の順はどんどん前の方に行き、無事に目立たないように生きることができました。
ありがとう!ざる!
あこはるかさんの、企画に参加させていただきました!
忘れてたこと思い出させてくれてありがとうございます。