恐る恐るの第一歩。〜雨上がりのフェスvol.1〜
先日、人生初の自主イベント 雨上がりのフェス を開催しました!
好きなものばかり集めた場所を作りたくて、「雨上がり屋」と言う名前をつけて、始めようとしたのが4年前くらい。そしてその場所を好きな人たちの安らげる部屋にしたいという目標もできて、そのための小さな一歩を踏み出し続けてきました。
デザインフェスタ出展、通販サイト開設、レンタルボックスでの販売など、わたしなりにチャレンジして、繋がりも少しずつ広がって、そろそろみんなの部屋を作ろうと、この春、動き始めたところでした。
大好きな布を並べてみんなでなにか作りたい。簡単なお昼ご飯を出したい。美味しいコーヒーを出したい。一緒に絵本を読みたい。お話しながらハンドマッサージをしたい。またここに来たいなあって思ってそれぞれの場所に帰ってほしい。そんな計画。
具体的に進めようとしたところに、コロナがやってきて、よくわからないまま、全部が崩れた。やりたかったことは、どれもできない種類のものだった。真っ暗になった。
出展予定だった4月のデザインフェスタが11月に延期になった。大丈夫と思ってた11月になっても、まだ大丈夫じゃなかった。予定通り開催されるデザフェスの、狭いブースのスペースで1日過ごす勇気もなかったし、人がいっぱいの会場に、来てくださいって言うのも嫌だった。なので、出展を辞退した。
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楽しみが全部全部なくなって、じゃあもう、自分でフェスやっちゃおうかな!なんてね!って冗談みたいな勢いで言ってたら、場所を貸してくれるって人が現れて、これとこれならできるんじゃない?こうしてこうすれば大丈夫なんじゃない?ってとんとん拍子に話が進みました!で、場所を見に行ったらもう、めちゃくちゃ広くて換気もよくて、ここなら絶対大丈夫!!って確信できたので、開催を決めました!
前置きが長くなりましたが。
布小物の販売と、くるみボタンと刺繍のワークショップ。それだけのフェスでしたが、無事開催することができました。
食べたり飲んだりできなくても、たくさんお話ししてたくさん笑ったし、なによりも、みんながみんな、また来たい。また呼んでください。って言ってくれたことが嬉しかった。ほんとの夢はこれだった。[また来たいって思う場所を作ること。]
もうこれは、大成功と言ってよし!っと思いました。
最初からあれこれ手を出すより、できることを絞ってやってよかったのかなーって思ったりもしてます。
これから状況を見て、少しずつ足し算して、たまには引き算もして、ぽつぽつと進んで行こうかな。
参加してくださった方たち、お手伝いしてくれた方たち、行きたいって言ってくれた方たち、応援してくれた方たち、みなさんありがとうございました。
一歩踏み出す前は真っ暗闇で、ドキドキしながら恐る恐る目をつぶって、ぴょんって飛んだら、みんながにこにこしてるあったかい場所に涼しい風が吹いてました。見上げたら知らなかった青だった。知らなかった空だった。綺麗だった。
最初の一歩のきっかけをくれた歌。
森翼さんのセーラーカラー。