花火の一枚。
わたしの家の近くに大きな競馬場があります。
駅から競馬場までの道のりの途中に、わたしの家があるので、家の前の道路は「オケラ街道」って呼ばれてたり。競馬で勝ったひとは、豪遊したりとかタクシー乗ったりするけど、負けちゃってすっからかん(オケラ)になったひとは、駅までトボトボ歩いて帰るから。
その競馬場で、毎年花火大会があったんです。わたしが今の場所に来たころは、その花火大会はあまり知られてなくて、散歩がてらに見に行って、ビール飲んだりする夏の楽しみでした。
競馬界が儲かってるからなのかどうなのか、それはめっちゃ豪勢な花火大会。三部構成になってたり、グランドフィナーレなんて夢のようだったし、すごく近くで上がるので、灰がバラバラ降ってきたり。
そんな噂が広まったのか、年々見にくる人が増えて、そのうち、ふらっと出かけても座る場所がなくなるようになってしまった。
真夏の暑いなか早くから出かけて場所をとるような情熱は、わたしを始めうちの家族には全くなく、家の前のその「オケラ街道」に出れば見えるじゃん!ってなり、音が聞こえるとみんなで外に出て、適当に見て、部屋に入るみたいな感じになってしまった。
そんな頃に、家を建て直すことになりました。
間取りやらを決めているときにふと思いついたんです。
競馬場の花火が見える窓を作ろう!って。
そして作ったのがこの写真の窓。
撮った!
この窓から何回花火を観たかなあ。
たぶん、、4回、?かな?
東日本大地震があってから、自粛とやらで花火大会はお休みになり、そのままフェイドアウト。
役目を失ったこの窓は、10年くらい開けられることもないのでした。(なのでめっちゃ汚れてる!)
おしまい。
あこはるかさんの企画に参加させていただきました!
花火の写真じゃなくてごめんなさい!
いつも楽しい企画ありがとうございます🎆