君の容が浮かぶほどに月を見た。
自分の不真面目さに、少し呆れつつ、ちょっとだけいいぞいいぞって思ってます。
ちょっと入院してました。戻ってまいりました。ただいま。
手術を終えてしまえば大丈夫なので、ご心配には及びません。ほんとに。
みなさんに心配をかけちゃうのが嫌なので、なにも書かないつもりだったのですが、入院中考えたことを残しておきたくなって書き始めています。
なんかね。病室はどこよりも生きることに前向きだなあって思いました。胸が熱くなるくらい。
そしてわたしはそんな真剣に取り組めないよって、ひさしぶりに劣等生になった気持ちになりました。
同室の方たち(4人部屋でした)みんなが話してる中をそっと抜け出して、海とか観覧車とかが見える大きな窓のあるラウンジに行ったりしてました。
同室の方たちはわたしよりも重篤で、なのでわたしは自分の病状を話さないようにしてました。
わたしがこの世の終わりかと思うくらい辛かった症状が、みなさんにはよくあることらしかったけど、それはそれだなって思いました。
自分の弱さを感じる必要もないし、がんばって鍛える必要もない。わたしにとってすごくつらいんだもん。他の誰かと比べられるものじゃ絶対ない。つらいって言ってナースコール押しまくっていいのだと思った。
自分の芯の部分は昔から全然変わってなくて、それにどのくらい自信を持つのか、とか、どのくらい許すのか、とか、甘えさせるのかかわいがるのか?とか。
そんなことをたくさん考えました。
🌸🌙
タイトルはリーガルリリーのうた。
このMV大好きです。
デートの前の彼女のメイクを待ってる彼氏かと思ったら違って(弟?なのかな?花ちゃんに片思いしてる男の子にも見える)、そこは病室で、彼氏は別のとこで待ってて、、、すごい深いなあー。杉咲花ちゃんだからこそ伝わるなあーって思う。
やっとカラダが楽になった夜にすごくいいことがあった。ありがとうって言ったけど、ほんとに嬉しかったのはその手前で。
なにも飾れない生身のままで、ずっと頼っていたいと思った。強くなんて絶対ならないぞって思った。