かえるの本を買いました。
きのう、西荻窪のウレシカという本屋さんで、アーノルド・ローベルの「かえるの哲学」という本を買いました。
あの有名な、教科書にも載ってる、がまくんとかえるくんの。
その、がまくんとかえるくんの名言がいっぱい載ってる本です。
アーノルド・ローベルの作品がわたしは大好きで、絵本をいっぱい持ってます。がまくんとかえるくんシリーズは、全部なぜか2冊ずつ持ってます。
でもいちばん好きな絵本は、「ふくろうくん」。
なんかね、この、かわいらしいとは言い難いふくろうくんなんですけど、すごいネガティブで怒りっぽくて、わりとやなやつ。
北風を家に招いてスープが凍ってしまったり、ベッドのなかの自分の足とケンカしたり、なみだをポットに集めてお茶を淹れたり、思い出してもなんか変なお話だなあって思う。
だけど、わたしはその気持ちわかるよ。って言いたくなる、親近感をなぜか感じます。
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で、この「かえるの哲学」をレジに持っていったら、お店のかたが、「アーノルド・ローベル展が立川でやってますよ」って言ったんです。わたしはいつもお店のかたとかと親しく話したりできないタイプなんですけど、なぜか若干食い気味に、「いつまで??」って言っちゃったんですよ。なんか、タメ口で。
そしたら、「それがきょうまで!」ってオチを言うみたいに言ったんで、ふたりで笑ってしまいました。もう夕方だったからね。残念でした!って感じで。
で、そのかたが、「でも、嬉しいです。これもいい本なんで。」って言ったんです。
このひと、こういう本屋さんになりたかったひとなんだろうなあって。思いました。
そういうお店が好きです。