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カメムシ大量飛来 放置される人工林

ここ数日、マンションの共用部分に緑色のカメムシが大量に飛来しています。温暖化が原因というより、カメムシの餌になる針葉樹、スギ、ヒノキを放置しているからですよね。私は自然派ではないのですが、目先の合理性、利益を求めて、過去の日本は広葉樹を切り倒し、針葉樹に植え替えていました。針葉樹のほうが成長が早くコストパフォーマンスは良いからです。それで現在はその人工林も手つかずで放置されています。カメムシの大量の飛来により、市民の不快感だけではなく、農作物にも被害が及んでいる状態です。


これからの日本の政治や国民が追い求めていくべきことは経済合理性ではなく、理にかなっているかどうかを考えることではないですか。経済合理性を追い求め、コストパフォーマンスが良い針葉樹の人工林にした結果、農作物に被害が出ている。果たしてそれは合理的と言えるのでしょうか。花粉症を患う国民も増え、医療費の支出だって相当なものでしょ。


『理にかなっているかどうか』
これを考えるのは本当に重要なことだと思います。戦前、戦後間もない頃は16歳とかで結婚し、10代で出産するのが当たり前でした。母体のダメージ、育児に必要な体力を考えれば、若く健康な時期に産み育てるのが理にかなっていますし、男性は中卒で働くのがベターだった時代もあるのですよ。仕事を覚えるのも若い頃のほうが効率は良いですよね。大学進学の価値は現代より戦前のほうが高く、無駄なFランも存在しませんでした。中学生の時点で現代の開成レベルじゃない男の子は中卒で働いて結婚し、早いうちに第一子を作ったほうが理にかなっています。


中卒でも働けて、妻子を養える給料にしてゆく。こういった生活様式を目指すには個人の努力だけではなく、政治のテコ入れが必要ですね。放置された人工林も国家権力主導でどうにかしないと無理だと思います。

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