ワンワンってなんのこと?
私たちは一体どのようにして
言葉を学んできたのでしょう?
ある名前を聞いた時、
それが知らない言葉なら、
「それは何のことだろう?」と
対象物を探します。
あるものの存在に対して
何と呼ぶものか分からなければ、
その名前を覚えて、
対象物と紐付けます。
こうして
A = B のように
認識していきます。
それができるのは、
すでに
そのような
整理の仕方を
習得しているからですが、
ものには名前がある
ということを
知らなかった
とっても幼い頃は
一体どのように
世界を体験していたのでしょうか。
「ワンワン」
(ちなみにフランス語ではToutou)
それは
そばにいる
暖かな存在
なのかもしれないし、
触ってみたくなる
ふわふわしたもの
なのかもしれません。
あるいは、
ワンワン!という風に
聞こえる音
なのかもしれない。
『犬』だと
認識する前に、
いろんな体験を
しているんですね。
フランスに住んでいた時、
会話の中で
「ambigue」
という言葉を聞きました。
あるカップルの話だったので、
その二人の関係性から
ambigueとは
「緊迫した」
ということだと意味づけました。
そして、ずいぶん後になって、
そのような意味ではなかったと知り
驚いたことがあります。
自分の世界の意味づけにも
同じことが起きているのかも・・・
自分の世界の中の
一つ一つのつながりを
紐解いていくと
意外な発見があるかもしれません。
そして
「わたし」というものは
一体どのように構成されているのか?
今、
どんな「わたし」が
思い浮かびましたか?
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