③今すぐやめよう!演奏上達にブレーキをかける3つの思考
こんにちは!音楽家専門心理カウンセラー&マリンバ奏者の野元麻美です。
こちらは「読むだけカウンセリング」マガジンの記事です
途中まで無料で試し読みができますので
「メンタルのことを知って本番に強くなりたい!」
という方はぜひお読みください♪
私は20年以上のあがり症からカウンセリングによって卒業することができました。「読むだけカウンセリング」は、直接カウンセリングを受けなくても、日々の楽器の練習にこのマガジンをプラスすることで、少しずつ人前で安心して演奏できるようになります。
一つずつご自分のペースで進めていただき、演奏に必要な「心の筋力」を育てていってくださいね♪
第3回目は
「今すぐやめよう!演奏上達にブレーキをかける3つの思考」
をテーマにお届けしていきます。
カウンセラーとして多くのプロ・アマチュアの音楽家さんとお話ししていて「この考え方(在り方)って、やっぱりないほうがいいな〜」と感じるものがいくつかあります。
それらは、演奏を上手くなることににブレーキをかけ自分自身の活躍の機会を奪っていくことになる、ちょっと厄介な思考です。
上手くいかない考え方は上手くいく考え方に変えて、グングン上達してハッピーな音楽ライフを送りたいものですよね。
一つづつ手放して、やりたい演奏ができる自分 になっていきましょう!
手放した方がいい考え方はこの3つ
みなさんに積極的に手放していってほしい考え方はこちら。
① 自己否定
② 「カッコつけたい」という気持ちへの執着
③ 勝ち負けの発想
一つづつご説明していきますね!
まず ①自己否定。これはとてもわかりやすいんじゃないでしょうか。「私はダメ」と思う気持ちです。
これが癖になってしまうと、どんなことでもナチュラルに自分を責める癖がついてしまいます。本当に厄介・・。
例えば
練習中少し集中力が切れてきた
→ 「ほーら、私ってやっぱり向いてない」
合奏でうまくいかない
→ 「自分って才能ない・・」
レッスンで怒られた
→ 「自分ってなんて落ちこぼれなんだろう」
コンサートのチケットが売れない
→ 「私なんてみんな興味持ってくれない」
共演者が横でため息をついた
→ 「え?! やっぱり私が下手だから迷惑かけてる?!」など。
こんな風に考えることが自然すぎて、これが自己否定だということに気付いていない方もいらっしゃると思います。
残念ながら、これらは演奏上達においてなんのメリットもありません。自己否定している自分に気づいたら、意識的にストップをかけましょう。
地道に「気づいたらやめる」の繰り返しで、自己否定から自己受容へと気持ちがシフトしてきます。
ちなみに私は自己否定と自分責めをやめるのに、だいぶ時間はかかりましたが、生まれ変わったくらいに、音楽人生が激変して未来が明るくなりました。
続いて2つ目 ②「カッコつけたいという気持ちへの執着」。
「カッコつけたい」という気持ちは誰にでもあります。(もちろん私にも!)音楽をやっている人も含め、人前に立つ側の人間は承認欲求がゼロだと内側からひかるパワーが弱まるので、必要なものです。
しかし、その気持ちが強すぎて
「何がなんでもカッコつけたいんだ!
カッコいいと思われなきゃ意味がないんだ!」
と執着してしまっては、手段が目的になってしまうし、自由でのびのびとした演奏からは程遠くなってしまいます。
カッコつけないこと=ありのままのピュアな自分で演奏すること が怖くなってしまうと、成長にブレーキがかかってしまうんです。
カッコいい!を優先しすぎるあまりに、積極的な自立した演奏ができず、消極的で守りに入っている演奏になることもあるでしょう。(これ、昔の私です・・)
カッコつけたいという気持ちを少しだけ抱きながら、泥臭く、失敗しながら前に進む。スマートにやろうとしない。
そう意識して行動することがおすすめです。失敗しながらどんどんチャレンジできる大人って、かっこいいですよね!
そして3つ目 ③勝ち負けの思考
音楽は勝ち負けの世界ではありません。でも、カウンセリングをしていると無意識にそう思っている方は多いなと感じます。
あなたはいかがでしょうか?
特にうまい人と比べて落ち込んでしまったり、自分よりも後に楽器を始めた人に追い越されたように感じることが多い方は、勝ち負けの思考が強いかもしれません。
本番の舞台に出ていく時、「いざ!出陣!」と言わんばかりに戦いモードになり、少しうまくいかないことがあると、敗北感を感じる・・
こんなことが続いていると、パフォーマンス向上にはブレーキがかかります。
あなたの演奏は唯一無二です。
音楽を使って勝とうとしなくても大丈夫^^
パフォーマンスアップに効果的!究極の思考はこれ!
ここまで読んでくださって
「じゃあ、どんな思考で演奏をするのがベストなの?!」
と思われたかと思います。
結論からいうと
「ただ演奏する」をできるようになるのが、一番のおすすめです。
「ただ」演奏する というのは、いろんなものに囚われずに演奏するということ。
これができるようになると最強です。
今ここにいる私の演奏を空気中に漂わせる そんなイメージで演奏してみてください。
私はこの「ただ演奏する」を意識して練習することで、あがり症から卒業できました。あがり症や劣等感に悩む音楽家さんの多くは、演奏しているときに「今の自分の演奏」を心から味わえていません。
頭の中が
「ほら、リズム間違った!」
「遅れないように!」
「音程がおかしい〜〜〜」
などどいった「自分への指示やダメ出し」で頭がいっぱいなのです。以前の私も「もっと集中して気楽に演奏したいな・・」といつも思っていました。
あなたも、次に練習する時から
ただ演奏する。ただ音を出す。
を少しだけやってみてくださいね!
\ 試し読みをしてくださった方へ /
ここまで読んでくださってありがとうございます!
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