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私なんのために音楽やってるんだろ・・と感じることがあるあなたへ。原因をご説明します。
私は以前、演奏することが全く楽しくない時期がありました。
演奏していても全く達成感がなく、なんだか「空っぽ感」を感じていたんです。
それでも毎日のようにリハーサルの予定があったので、逃げることもできず
何のために音楽やってるのかなー、わたし・・
という状態が続いていました。
あなたはそういう気持ちになったことありませんか?
私がそうなったのは、大学を卒業して音楽活動を始めてからですが、
音大に通っていた頃は、周りの友達にも「私なんのために音楽やってんだろ・・」状態になっている人が何人かいたのを覚えています。
好きな音楽をやっているのに、そんな風に思うのって不思議ですよね。
音楽家専門の心理カウンセラーとなって、ここ数年、いろんな音楽家さんの悩みをお聞きするようになって、その「空っぽ感」の原因がなんなのかわかりました。
それは、
自分がどう音楽をしていくかを人に委ね過ぎていたこと
が原因だったんです。
要は、<なぜ演奏するのかという基準>が完全に他人にあった。
他人軸で音楽をしていたということ。
当時の私は、練習終わりで突然涙が出たり、意味もなくイライラしたり
本当に辛かったので、その時点で一回音楽から離れたらよかったのにな と今となっては思います。
しかし、ここで音楽をやめてしまったら、演奏活動できないんじゃないかという不安もありましたので、なんとか頑張らなくては!と自分の気持ちに蓋をして続けていました。
もしあなたが今まさにそんな気持ちなら、
「楽器ができる」ということに存在価値を置き過ぎないでください。
「できる自分」に執着しないで、
辛かったら一旦音楽と距離をとって心を守りましょう。
ただそこにいるだけで、あなたはもう100点。
音楽はあなたの一部分だけど、
音楽 = あなた ではない
ということを覚えておいてください。
音楽が全てではないんです。
楽器から離れている時だって、大事な「あなたの人生の時間」。
いろんなこと、背負い過ぎなくても大丈夫。
音楽って、いつもそばにいて、自分にも、聞いている人にも優しい
包み込む毛布みたいな存在だと私は思っています。
あなたの中から音楽が消えることはありません。
安心してくださいね。
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