見出し画像

毎週note2020-7「嬉しさ反面、責任の重さを痛感」

嬉しいことがあった。

週に1度は三休で働くメンバーに対し「ありがとう」を伝えるようにしている。もちろんそれ以上になることが多い。感謝を伝えることで、その人の役割や責任をつくっていくもの、と捉えている。「△△してくれてありがとう。またお願いね。」と伝えたことで「△△は僕のできることでやるべきことなんだ」と働く意識が芽生えたことがあった。彼は週1の午後だけだったが今では午前から夕方、これから週に3回働く予定だ。繁忙期は毎日働くと言ってくれている。「あなたがいてくれて嬉しい。感謝している」、そんなシンプルなメッセージが、彼のやる気スイッチを押したのだろう。

さて前置きが長くなった。嬉しいことがあったのだ。昨日は小松菜の出荷だった。収穫から処理、袋詰め、そして出荷を障害のあるメンバーと一緒に行った。

この日の夕方、三休で働き初めて間もないメンバーからメールが届いた。「農作業の楽しさが芽生えてきました」と。1人ひとりに対しての感謝を忘れず、誰しもが楽しくやりがいを持って働ける環境をつくっていきたい。

メールが届いた瞬間、違うメンバーと話し合いをしていた。三休でやりたいこと、三休にしてほしいこと、モヤモヤ、夢、目標・・・。1時間程度話したかな、彼の表情が緊張に苛まれた気がするが、ゆっくりと綻び笑顔がこぼれた。別れ際、「農業をするために三休に来ている」と喋ってくれた。嬉しさ反面、彼の期待に応えるための責任の重さを感じた。もっと勉強しよう、もっと経験しよう。


福祉の線引きを薄めるために、福祉の中で遊んでいます。特に障害をお持ちの方と一緒に。みなさまのサポートはそれらの遊びに活用します。