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毎週note2021-03|いま私にできること

今週は体調を崩しがち、仕事も数日休んだ。幸い発熱もすぐにおさまり咳や胸の痛みなどなく、時折り感じる身体のだるさと就寝前のリンパの腫れが残っただけで体調が良くなってきた。この時感じたのは「まわりの優しさ」。仕事を復帰したけれども午後から休みましょうや農業じゃなく室内作業にしましょうなど配慮をしていただいた。

僕は農業を中心に障害のある人たちと一緒に働く拠点「三休」の施設長をしている。まだオープンし2年弱、農業を初めてまだ2年目。「自分ができることをし続けていきたい」、これは三休のロゴに込めたメッセージ。大きなことをしようと思っていない。自分たちができることを誰かに提供することで目の前の人たちがハッピーになったり社会がちょっぴり良くなったり。日々の活動の中で知り合った人たちと一緒に「あんなんやろうぜ」「こんなことしようよ」を形にしていくことで大きなアクションが打ち立てていけたらいいなと思っている。福祉は日常に潜むもの。だからこそ小さなことを着実に積み上げていくことに意味があると思っている。

「いま私にできること」。これはむかしから変わらない。困っている人たちに真摯に向き合い、その困りごとを解消していくこと。

障害福祉サービスを提供している僕たち。様々な困りごとを持っている人たちがいらっしゃる。先日、新しいメンバーが三休に加わった。その人が初日のオリエンテーションで素敵な一言を仰っていた。「色々あったけど、いまが一番楽しいです。これから楽しいことをたくさん創っていきたいです」と。

また定期的にハーブを納品している飲食店から悲しいメールがあった。「世古口さん、すみません。納品をストップしたくなかったし頑張ってお店を開けていたけど、緊急事態宣言が明けるまで休業します」と。

福祉という領域で、農業という領域で、僕たちができることを目の前の人たちに提供すること。その行動によって、誰かの感情が収まったり困りごとが薄まったり、「楽しい」と思える瞬間をつくったり「こうしたい」という目標が見つかったり、「いま」よりもハッピーになれる「未来」をつくることが「#いま私にできること」と信じています。

#いま私にできること #毎週note

福祉の線引きを薄めるために、福祉の中で遊んでいます。特に障害をお持ちの方と一緒に。みなさまのサポートはそれらの遊びに活用します。