毎週note2020-14「レモンパイという曲」

新車に乗り換えた。いままで乗っていた車は古いタイプかつナビもついていなかったのでお気に入りのCDをいくつか携え「今日はこの曲やな」と気分のムラに応じ選曲をする。飽きたらFM802に切り替えていた。新車にはBluetoothが搭載しているのでipodの曲をふんふんと聞いている。最近は橋本絵莉子波多野裕文のアルバムを聴き直している。手紙のやり取りのようなゆるい曲たち、とても、とてもここちよい。特に「幸男」の歌詞がグッときている。幸せの指標はひとそれぞれだし場面によって変容していく。グレイなもの。そのことをふわりと歌っていることが何だか救われるものがある。

今日は久しぶりに音楽スタジオに入る。アンプにつないでギターを弾くのはいつぶりだろうか。数年前に友人のりょうくんとリサピと3人でスタジオに入り曲をつくっていたことを思い出した。このコード進行ばりよくない?と僕が弾き、りょうくんがドラムやベースを入れ、リサピが歌う。メロディが生まれ、歌詞が出来上がり、編曲が行われる。確かレモンパイという曲名だったな。リサピの実体験をもとの歌詞だった気がする。これもグレイな心情を唄っていたな。

…ぼくは白黒つけられたものに若干の嫌悪感を抱いてしまう。0か100。絶対。正しさ。時代が変われば、状況が変化すれば、気持ちが移ろえば、その絶対は絶対じゃなくなっていく。グレイなものに安心感を持つのも違うけれども、あらゆることに対して疑いの気持ちを持つことは大切にしていること。

いま生業としている「福祉」も「農業」も様々な考え方や技術がある。正解がいくつもある。それらを考え判断し、自分なりの正解を持つことって大切。まわりに押し付けず、でも粛々と正解の範疇で仕事に取り組んでいきたい。

福祉の線引きを薄めるために、福祉の中で遊んでいます。特に障害をお持ちの方と一緒に。みなさまのサポートはそれらの遊びに活用します。