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毎週note2020-13「主役にも脇役にもなる」

もはや「毎日」ではなく「毎週」の区切りで書いている、毎日note。これからは週末書くのマスト、余裕あればときどき書くようにしよう。僕は自分自身に甘いのだ。と言いつつも先週は筆が途中で進まなくなり書いていない。書くのを忘れていたのではなく最後まで書き切れなかった。そう、自分自身に甘いのだ。「人は決断を常にし生きている。うんたらかんたら」という書き出しから始めたが、もう思いがあふれてしまって書くのやーめった!と下書き保存もせずにバッテンボタン。

前置きはさておき、僕は障害福祉の中での「就労継続支援B型サービス」という枠組みで、障害のある人たちと一緒に農業をしている。その中で様々なドラマが繰り広げられている。嬉しいこともあれば悲しいことも。でも、誰かの人生の一部分をともに過ごすことって、そういうこと。僕はいつも意識していることがある。それは「主役にも脇役にもなる」こと。具体的にいうと「就労分野は主役に、福祉分野は脇役になる」こと。大げさに言ってしまうと僕たちは誰かの生活を生かすも殺すもできるのだと思っている。「仕事」という生活の一部分だけを切り取っているけれども、そんな立場であることを忘れないでいきたい。

こういう福祉事業所は1人ひとりに応じた計画をつくらなきゃいけない。そのために様々なことをメンバーにヒアリングしている。特に「なぜ三休に通所するのか」「三休を通してどのような暮らしをしていきたいのか」を。そして計画をつくり、それを基準に福祉的関わりをどのようにしていくのかを日々実践、そして振り返りをしている。僕は計画そのものではなく計画を起点とした前後の関わりが大切だと考えている。

誰かの生活の主役はその誰か。僕たちではない。僕たちはあくまでも脇役に徹しなければいけません。「してあげる」ではない。「する」をどう演出するか。時には素直に褒め、時には厳しく怒ることもある。それが普通のコミュニケーション。でも就労分野、いわゆる仕事づくりの部分は主役となり先導を切り実行していかなければいけない。古めかしいことかもしれないが、仕事の姿勢を見せることで人の常識や考えが変わることがあると信じている。

計画通りにいくことはほとんどない。日々の積み重ねで計画を下回るかもしれないし計画を超えていくかも。では僕たちがメンバーと過ごすのは遊び?生活? そう、働くこと。一緒に働くことで彼らが気付き、考え、意識が変わる。その瞬間をどんどんつくっていきたい。その瞬間こそ自分の生活の主役になっていくきっかけなのだと思っている。

福祉の線引きを薄めるために、福祉の中で遊んでいます。特に障害をお持ちの方と一緒に。みなさまのサポートはそれらの遊びに活用します。