気の向くままに金曜夜から牛スジカレーを作った話
友人のご主人、(旦那様?)がお肉屋さんという縁で、今般牛スジをいただけることとなった。
国産のA5ランクの牛スジを1kgもらった。
牛スジである。
スーパーの、普通に売られている体裁の牛スジを買ったことはあったが、このような、なんか仕入れ感のある肉は業務スーパーで買ったなにかの冷凍食品を彷彿とさせた。
これを冷凍庫に眠らせる予定であったが、たまたま習い事も休みであったプレミアムフライデー、家でだらだら夜を楽しもうと思っていたが、牛スジを煮込むのも悪くないなと思った。
無水鍋で煮ることにした。
中身は水と日本酒。
この無水鍋は非常に優秀で、圧力鍋のように早くはないが、煮込むと結構いい感じにやわらかくなる。
完全に容量オーバーである。
この日を待っていましたとばかりにだらだらしながら、テレビをみる金曜日。
それと並行して牛スジを煮ることで、なんだか時間を有効に使っている気がしてきた。
同時に洗濯もすることにした。
しばらく煮ると、↑のようにアクが出てくる。
さすが牛肉、すごいアクで、おたまですくいあげるわけだが、これがなんだか楽しい。
結果、やりすぎて煮汁が減ったので、追い水。
一旦沸かせて、また水を取り替えた。
次は沸騰してもアクはそこまででず、よい感じである。
↑沸騰。
これをざるにあけ、さっと水で洗った。
なんか疲れたので、水を切る意味も込めて、1日放置したのち、食べやすい大きさに切り、IKEAのジップロックのような袋にいれて冷凍した。
翌日。
友人と厄払いに行った帰りに、たまねぎ、じゃがいも、にんじん、生姜などを買い込み、カレーを作ることにした。
2度目の煮汁がカレーに転用できそうであった。
↑煮汁。
カレーはそんなに作らないが、今回はなんだか煮込みたい衝動にかられた。
まず、フードプロセッサーで、にんじん、たまねぎ、生姜、にんにくをこまかくした。
たまねぎは、レンジであたためたのち、すべて炒めて、冷凍した牛スジ半分とともにスープに入れた。
これをその日3時間、翌日3時間ほど煮込み、
こんな感じになった。
冷蔵庫の奥にりんごがあったあめ、半玉すり下ろしてそれも入れた。
ルーにかんしては、家に余っていたこくまろの辛口半分と、なにかの中辛半分を入れた。
ルーをいれると鍋のそこにあたらないように見張らねばならず、それはめんどうだったので、弱火にして適当にかきまぜた。
最後に、ケチャップ、オイスターソース、ソースをなんとなく入れた。
↑逆から撮影してしまったが、編集の仕方がわからず…
じゃがいもは、煮くずれを防ぐために、ルーをいれるタイミングで、レンジであたためたものを投入した。
(大きめのにんじんが見えるが、これはフードプロセッサーで細かくしきれなかったもの。)
お昼にいただいてみたが、それはおいしかった。
牛スジや野菜が溶け込み、とてもよい感じ。
適当に作ったわりには、上出来だった。
ルーをいれてからは若干だるいが、それまでの煮込む過程はとても楽で、このやる気のないわたしにはぴったりな上に、出来上がりもそこそこおいしいので最高である。
残り少なくなったルーは、食パンにのせてチーズをふりかけてトースターであたためて食べようと考えている。
はたまたカレーうどんにしようか。
可能性は無限大だ。
(そんなにバリエーションはない)
残りの半分の牛スジも、いまからどうやっていただこうか考えるのも、また楽しい。
(オチなし)