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前半:ゲームの中では許容されている虫たち 後半:虫に関する雑多な呟き

虫嫌いな人は多いけど虫好きな人ってあんまり見かけない。
虫嫌いではないけど好きでもないとか、「別に怖くないし普通に退治できるけど?」という感じの人も多いのだろう。

けど実際どうなんだろう。ゲームの世界ではけっこう虫が登場する。
今回は「許容されている虫たち」について考えてみる。


まず大人気ゲーム、ポケモン。ポケモンといえばピカチュウというイメージだが、ポケモンには多くの種類があり、哺乳類・爬虫類・魚類・無機物っぽいものまで、様々なデザインのモンスターが登場する。そして森や草むらなどで好みのポケモンを捕まえて育てることができる。

そんなポケモンには「虫タイプ」が登場する。虫タイプは序盤から多い。新作の序盤には大抵、新しい虫ポケモンがいる気がする。「自分は虫が苦手だから虫ポケモンは育てない」と思うにしても、ポケモンをプレイするなら虫ポケモンは何度も目にすることになるだろう。ポケモンの世界では、虫は許容されていると言える。


しかしポケモンたちは可愛らしく、カッコ良くデザインされているからまだ分かる。私が意外というか「?」と思うのはどうぶつの森の大ヒットだ。

このどうぶつの森、以前から人気ゲームであったため名前は知っていたのだが、何をするゲームかは知らなかった。
その後前作で初めてどうぶつの森をプレイした。まだこれ一つしかプレイしていない。

↑とび森に関する投稿はこちら

どうぶつの森をやってみて驚いたのは、虫の多さ。どんどん虫が出てくる。しかもキャラクターとかじゃなくてリアルなやつ。アップで表示されることはないけど、なかなかのリアルさだ。
虫以外にも魚とか出てくる。で、それらの生き物をつかまえて売るのが生活のメインだ。

私は混乱した。
「えっ、ほとんどの人って虫嫌いなんじゃないの? だからテレビで虫のアップとか写さないんじゃないの? なのにどうぶつの森ならOKなのか……?」

思えばゲームでは他にも虫を集める要素があるものが多かった。これらの制作者側の意図は何だろう? もっと自然を愛し、慣れ親しんでほしいとか? それとも多種多様な生き物がゲーム要素としてちょうど良かったとか?


そういえばディズニーシーのクリスタルスカルの魔宮で、一瞬虫がウジャウジャするシーンがあるけど、みんなキャーキャー楽しんでいるようだった。大ヒットアニメ鬼滅の刃でも蜘蛛や蝶が出てくる回があったけど、そういうのはOKなのか。

私には人々の許容範囲が分からない。
「リアルならアップにしなければ許容範囲、見られるほど可愛くデフォルメされているならアップでもOK」な感じ?
「現実じゃなくゲームやアトラクションやアニメなら本当に襲ってくるわけじゃないからOK?」

しかしそれで言うと虫の画像も大丈夫な気がするが、ネットの本物の虫画像に「気持ち悪い」みたいなコメントが集まっていたりする。どこまで良くてどこからダメなのか。やはり画面いっぱい写るのはダメなのかも。
ある程度のキモい批判はポケモンやどう森にもあるけど、制作者様は聞き流しているんだろうか。




私も虫イラストとか描いてみたいけど、見知らぬ人から急に「そんなもの見せないでください!」と怒られ、需要も理解もなく配慮ばかり求められ、やがてわずかな読者様も離れていき……とか想像すると、描くのも精神的に疲れるなぁ。

と言いつつ描くけれど。私が描いた虫イラストはこちら↓

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私の場合画力がないからリアルに描こうとしても描けないのが幸い。
3枚ともハラビロカマキリがメイン。1枚目と2枚目は、二の腕(?)の長さを間違えた。3枚目でリベンジ。

あとこの絵ではムカデや蜘蛛を入れた。↓

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絵はこのくらいしか描いていないけれど、写真はもっとたくさん撮ってブログでアップしていた。


よく見ると虫は可愛い。遠目で見るよりアップで見た方が可愛いと思う。ゴキブリもアップだと興味深い。ダースベイダーが大丈夫ならゴキブリのアップも多分大丈夫だ。

あと虫が可愛いといえば、虫好きは男女によって好みが違うらしい。↓

以前どこかで、「男性が好むのはカッコいい虫、女性が好むのは可愛い虫」と聞いた気もする。もちろん、カッコいいカブトムシやムカデが好きな女性も、虫を可愛いと思う男性もいるだろうけど、なるほどなぁと思った。

ここからは、気になっている本についてちょこっとご紹介。

↑虫好きな女の子の話。私はこの絵本は読んでいないが、試し読みしたところ、以前ネットで読んだことのある実話だった。大人になった虫好きっ子たちや、今虫好きのお子さんも共感するところがあるのではあるのではないだろうか。虫好きな女の子と、立派なお母さん、虫好きの人々のお話だ。

↑今積ん読している本。まだほとんど読んでないけど、冒頭の語りで惹かれた。

↑こっちの本も気になっている。

↑この本は書店で買って読んだ。食虫植物の話だけど、食虫植物って何か虫に近い気がする。初心者向けの栽培本で、文章はエッセイみたいで楽しい。

↑このマンガは書店で買って読んだ。作者様のゆるふわなイラストがSNSで人気らしい。気持ち悪くないように生き物を描く配慮がお上手なんだなぁ……。


私は最近では暇さえあればゴキブリを検索してしまう。
以前は「ゴキブリも命なのにどうして殺さなければならないんだろう」と理屈で考えており、ゴキブリのビジュアルや生態に対して特に何とも思っていなかったのだけれど、改めてネットで見聞きしていると可愛く見えてきた。

最近は単にクロゴキブリの画像とか文章とかボーッと見るのが好きだ。この調子で動画や文章でゴキブリに慣れて、本物のゴキブリも屋外とかで観察できるようになったら嬉しい。

私が実際に見たことあるのは主にクロゴキブリだけど、以前部屋にチャバネゴキブリがいたこともある。「チャバネゴキブリなんて珍しいな」と思いながら窓を開けたら、元気そうに飛んでいった。
その後チャバネゴキブリは飛ばないという話を見て「あれっ?」と思った。飛ぶのが上手なのは森林性のモリチャバネゴキブリらしい。

外国の綺麗なゴキブリもすごい。ただ私は最近どっちかというと、見たことない生き物より、いつも側にいる身近な生き物に興味がわく(狸は例外だけど)。
サソリとかヘラクレスオオカブトとかニセハナマオウカマキリとかカッコいいとは思うけれど、接点がないし、もしどこかで見る機会があったとしても5分や10分だろう。なら、実際に長いこと私の視界に入っていた生き物に興味がわく。(とか言いつつニセハナマオウカマキリやハナカマキリの動画も漁って見てたし、外国のゴキブリも画像検索してるけど……。)
身近なゴキブリのこともまだまだ知らないことだらけでビックリだ。


ということで今回は、世間の虫に対する許容範囲や、虫について思ったことについての話だった。

虫好き人間のアクションは虫嫌いにとって時に不意打ちであるらしいが、虫嫌い人間の言動も虫好きにとって心をえぐられるものである。唐突に何の害もない虫を殺したり、「虫滅べ!」と言ったりする人にショックを受ける。
虫滅べと言う人には、「あなたが食べている野菜は虫のおかげで存在するのかもしれないよ」と言いたくなる。言ったところで「だから何?」と言われるのだろうが。人類は自然の繋がりと、「なぜ今こうなっているのか」を理解していない。
他の国をバカにする人を見たときでも思うが、「あなたはどこかでその恩恵を受けているかもしれないんだよ?」と言いたくなる。言ったところで私も詳しくないし、喧嘩になるだけだから言わないけど。
同じ生物だというのに見下したり外見で嫌ったり、なんというか毎日見聞きするありふれた日常が虚しい。

どうして虫は多くの人を興奮状態にし、過激派にさせるのだろうか。多分、虫嫌いも虫好きも、双方常にビクビクしているのだろう。

私も虫の画像とか貼ることで、誰かから唐突に批判されたり怒られたりしないだろうかと、ゴキブリのようにビクビクしている。でも私は虫でも動物でもどっちかというとデフォルメした姿よりリアルな姿の方が興味あるから、デフォルメして描こうとか、デフォルメしたものを集めようとか、デフォルメしたものに萌えたりとかはあまりしない(自分の中でのリアルとデフォルメの基準は曖昧で謎だけど)。

私は好きなことを人の目を気にせず自由にやり、気の合う人と共有したいだけ……。なのだが、それにすら配慮と自重を求められる。虫画像付き投稿には「虫注意」の一言くらい入れるのが礼儀らしい。

そんな中、ポケモンやどうぶつの森はうまくやっているよなぁ……。どうぶつの森は、虫取りゲームなのになんであんなに流行っているんだろう。世の中まだまだ分からないことばかりだ。

「Amazonのゴキブリグッズ」
https://bit.ly/35auO9i

「食べたことないけれど、昆虫食についてブログで書いてみました(好きな生き物を食べる話)」
https://bit.ly/3wcrWoh

↑みんなの歌の「虫のつぶやき」が良かった。

↑ガチャポン界の情熱と努力はハンパない。バンダイさんは「だんごむし」がヒットして以降ハッスルしているのだろうか。対象年齢15歳以上の本気度。

その他、私の虫関連の投稿はこちら。↓
上の4つは自分で撮ったお気に入りの虫写真付き(3つ目は画像メインの投稿)。

今回も雑多な内容でしたが、最後までお読みいただきありがとうございました。

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月澄狸
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