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『見えない愛が織り込まれた朝』 2分で読める超短編小説10.1

はじめに:僕の原文 x ChatGPT x 村上春樹の文体

この短編小説は僕の書いた原文を元にChatGTPに加筆修正してもらい、さらに僕自身が加筆修正をして完成したものです。文体と作風は村上春樹というプロンプトを入れました。「僕 x ChatGPT x 村上春樹の文体・作風」を楽しんでいただけると嬉しいです。(タイトルはClaude 3.5を使用)

このバージョンは、『幸せという名の小さな光』 3分で読める超短編小説10をベースとし、ChatGPT に①改善すべき点を指摘してもらい、②その指摘を取り入れて加筆修正するようにプロンプトを入れて完成したものです。

指摘された改善点

  1. テンポの緩やかさ:文章が詩的であるがゆえに、テンポがやや遅く、物語の進行にやや冗長感を感じる箇所があります。主人公の内面的な描写が豊かすぎるため、時に繰り返し感が生じることも。

  2. 心理的な深掘り不足:主人公の心境変化が「ある朝ふと気づいた」という描写で済まされていますが、この気づきが生まれる過程をさらに深く描写すると、より説得力が増すかもしれません。例えば、他のキャラクターとの交流や日常の些細な出来事をきっかけに気づきが芽生えるような工夫があると良いでしょう。

では新バージョンをお楽しみください。
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『見えない愛が織り込まれた朝』

「君って、幸せだよね」

そのメッセージが届いた瞬間、僕は言葉に詰まった。考えがまとまらないまま「なぜ?」という疑問が静かに胸の奥に湧き上がる。僕は今、幸せとは程遠い場所にいたはずだった。最愛の妻をガンで失い、暗闇の中を彷徨うような日々。職場に復帰したものの、心は重く、ぎこちない機械のように動いていた。

悲しみを何とか形にしようと、僕はSNSに妻との思い出を記し始めた。普段は投稿しないプライベートなことさえも、書き残さずにはいられなかった。ある日、その投稿を彼女が読んでいたと知った。彼女は「地下鉄で読んで、涙が止まらなかった」と言い、「君って、幸せだよね」と言葉を続けた。

幸せ。僕の幸せはすべて妻と共にあった。だから、彼女の言葉は頭から離れなかった。他の人からだったらきっと流していただろう。でも、彼女の一言は僕の胸に静かに残り、じんわりと広がり続けた。

彼女は心理学の教授で、人間の幸福について研究していると聞いていた。彼女がどんな意図で「幸せ」と言ったのか気になり、ある日、僕は思い切って彼女に聞いてみた。

「君って、幸せだよねって…どういう意味だったんだろう?」

彼女は少し考え込むように笑って、言葉を選びながら答えた。

「ねえ、幸せって何だと思う?」

「わからない…僕にとっては、妻と過ごした日々がすべてだったんだ。だから彼女がいなくなった今、幸せなんて考えられない」

彼女は静かにうなずき、遠くを見るように窓の外を見つめた。「幸せって、形あるものだけじゃないと思うの。誰かがいて、その人との思い出があることも…幸せの一つの形なんじゃないかな」

彼女の言葉は、僕の心に柔らかくしみこんでいった。

それから、数日が過ぎたある朝、鳥のさえずりに目を覚ましたとき、ふと気づいたことがあった。妻と過ごした時間の中に、今も生きている何かがある、と。愛した日々は、ただの記憶ではなく、僕の中で今も静かに輝き続けているのだ。

その瞬間、少しだけ心が軽くなったように感じた。出会えたこと、愛し合ったこと、共に過ごした一瞬一瞬。どれも失われたのではなく、僕の中で今も小さな光となって生き続けている。

彼女の「君って、幸せだよね」という一言。それは、僕にとって大切なものを思い出させてくれるささやかな祈りのように、僕の心をそっと支え続けていた。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

❤️ この短編小説は友人の中川麻里さんの投稿に刺激を受け、背中を押されて誕生しました。中川さんに心から感謝いたします。

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