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日本美適進化論:「真面目さ」と「誠実さ」

どちらの特性も厚意を持たれる代表格で、男女ともに比較するべきものではないけれど、「真面目さ」と「誠実さ」のニュアンスの違いは大きく、それぞれの違いを持つ人の印象に、顔の表情からヘアスタイル、ファッションまで全く違う人物像がイメージされます。ひと昔前は「真面目」に勝る褒め言葉はなかったように思いますが、いま「生真面目な人」と言われると、律義さゆえに筋の通った姿勢が魅力ではありますが、多少身構えてしまいます。キチっと口角を結んだ表情、艶のある黒髪スタイルは七三か一つ結びのセミロング、ファッションは定番スーツです。その点、「誠実さ」は、ラフな感じのリラックスした様子や臨機応変さが魅力。柔軟さを兼ね備えながらも信頼に値する「誠実さ」。微笑みを湛え、ナチュラルで雰囲気に合うヘアスタイル、体形にジャストフィットの小洒落たスーツ。個人的には誠実さに一票です。

しかし、人は見かけによりません。そのギャップを魅力的にみせるのがセルフ・ブランディングの面白さです。

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■■■「真面目さ」と「誠実さ」■■■■■■

1)一辺倒より一点魅力主義

2)ピュアな魅力は最上級

3)真面目さと面白さ

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1)一辺倒より一点魅力主義

真面目そうに見える人は、ひたむきで遊びなく、目的にまい進する姿は模範的ですが、ただ、ちょっと定番一辺倒で変化を受け入れるのが苦手そうに見えます。すべてを無難にまとめることに慣れてチャレンジを忘れると、自分の個性をどこに見出せば良いのか見当がつかなくなることも。

誠実さには、相手へ好意を感じ取ってもらえるような工夫も感じます。この場合は、自分が一番好きなところ、自慢できるパーツを一点決めて、徹底的にそこを目立たせる工夫をすると良いですね。声が良い人は、声の響きを意識する。『目や瞳の美しさ』が自慢なら前髪のアレンジを工夫する。背中のラインが自慢ならジャケットやスーツの背が美しく見えるデザインを、手が自慢なら時計や袖口をピシッと決めて、肌が自慢ならマスクのカラーを柔らかい色に。優しさが自慢の人は日常の貢献を。一ヵ所に絞り自分の魅力を引き立てることでオリジナル感が出てきます。コンプレックスを解消する前に自慢のパーツを一点しっかり磨くことで、洗練された誠実な印象が伝わりやすくなるでしょう。

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2)ピュアな表現は魅力の最上級

真面目さや誠実さの共通点は純粋さ。モノゴトのとらえ方が素直で純粋な人はやはり魅力的だと感じます。いつも顔を合わせていたとしても、会うことの嬉しさがちゃんと伝わる人や、驚きや喜びの感情からは、相手としっかり向き合える誠実さを感じます。人は下をみがちで、低い方向に基準を合わせると言われます。楽だからですね。あまり感情表現をしない人に合わせてしまうと、いつの間にか感情が伝わりにくくなってしまいます。豊かな表現変化は、相手の気持ちも動かしてお互いの成長が促されるのでしょう。素直にこうしたい、こんな風になりたいという願いや祈りを持つことも自分を前に押し出しますね。自分の豊かな経験はどんな知識や情報より最上級の力になりますね!

3)真面目さと面白さ

少し脱線しますが・・・天然系の「真面目さ」と「面白さ」は、紙一重だと感じます。真面目さも度が過ぎると笑いに変わりますし、愛される要素が多分にありますね。ユーモアや面白さは、苦難を乗り越えて楽しく生活する上で欠かせない才能。日常からクスっと笑える出来事がシェアできるって、とても素敵なことだと感じます。ビジネスシーンで煮詰まった時に、ちょっとしたことがツボにはまり笑いが起きた瞬間のパラダイムシフト経験がある方も少なくないと思います。不安に心を支配されるよりも、大笑いして楽しく過ごせることが強さと優しさの証かも知れませんね。

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