攻撃する人は献身的な人なんです
威圧的に攻撃してくる人は実は
とっても心優しい献身的な方です。
愛と直感をもってひたむきに
自分が理想とする人や
理想とする主義に献身します。
献身する人や、主義に対して
大変尊敬し、忠誠心を持ち、
自分を犠牲にしてでも尽くします。
秘教という普遍的な知識体系の中
では、7つの光線エネルギーが
人も国も含めた全てを創っている
と言われていますが、
先ほどの献身的な方はその中の
6番目、抽象的理想主義と献身の
光線エネルギータイプの方です。
今までこの6光線が最も強く
世界に降り注いできたので
人類全体がこのエネルギーの
影響を受けています。
このエネルギーが魂のレベルで
表現されれば、さっき書いた美徳
が良い形で表れますが、
人類のほとんど全ての人が
完全な魂である自分と
まだ繋がっていないので、
そのエネルギーが歪んだ形で
表れます。
その方のマインドが6光線な場合
「この考えだけが正しくて
他は間違っている」という独善的
で狂信的な態度になります。
「そんな人いないよ」と思うかも
しれませんが、これは日常生活に
頻繁に起こっています。
「〇〇したいなら△△しないと
絶対失敗します」
というのはよく聞く話です。
またこれまでの歴史上、
ありとあらゆる国において
この狂信性にもとづいた戦争が
行われてきました。
今のパレスチナとイスラエルの間
でもそうです。
狂信と、自己保存本能、怨恨、
自国の利益になるなら何でもする
という諸国の利害が絡んでいます。
一方その方の感情が6光線な場合
献身する人や主義、偶像に対して
利己的な嫉妬深い愛情を持ちます。
例えば自分の推しのアイドルの
「恋愛が発覚」した時。
「さんざんグッズも買って
つぎ込んできたのに!
お金を返してくれ!」
と思うファンたち。
自分の理想の方と自分との関係を
大切にするあまり、自分の位置を
守ろうとして攻撃的になります。
派閥を作り、偏見と猜疑心を持ち、
激しい怒りを相手に向けます。
これの究極の形は、自分の家族と
自国の人々が殺されたことへの
復讐です。
それが大昔から行われてきました。
私達みんなにとっての問題です。
今日、争いに無関係でいられる人は
誰もいません。
では私達と国々、この世界を癒す
にはどうしたらいいのでしょうか。
三つのことが必要です。
一つ目は正直さ。
あくまで事実をありのままに
客観的に見る正直さが必要です。
私はいわゆる「スピリチュアル」
な方々が良く言う、
「私たちはすでに完璧なのだから
楽しむだけでいいのです」
という言葉を信じません。
楽しむことを否定しているのは
なく、自己満足に陥りたくない
という意味です。
私たちが完全な魂だというのは
その通りですが、それはあくまで
潜在的にそうだというだけで、
私たちは自分の完璧な姿を
いまだ表してはいないからです。
もし私達が魂である完璧な自分を
表したら、世界のこのような
悲惨な争いはなくなります。
魂には分離感はありません。
魂にとっては、殺そうとする相手は、
自分自身であり
自分の子どもであり
自分の親と同じです。
私達の言動によってどのように
相手に影響を与えているのかを
正直に見ることが、
自分と世界を癒す第一歩です。
二つ目は誠実さです。
自分自身の最も内側から、
純粋に、
真実に、
好き嫌いや偏見などなしに
人と交流する誠実さです。
「最も内側から」と言っている
ことに注意してください。
人の最も内側にあるのは
完全なる魂です。
「殺されたから殺す」というのは
本当の自分の声ではないのです。
本当の自分である魂の声は
小さくて精妙です。
魂の声は、
傷ついた痛みで荒れ狂う感情や
次々と画策する思考の大声に
かき消されてしまいます。
でも心を鎮めることができたなら
自分が本当は愛に満ちた存在だと
気付きます。
(それには瞑想が有効です。)
その自分として人と語る時、
相手の魂を呼び起こします。
最も中核からの交流が
可能になります。
それでは、と
「魂から交流して相手を変えよう」
とは思わないでください。
相手を変えようとすること自体
魂の衝動ではありません。
魂から人に語り、
相手の魂が呼び起こされても、
その後のその人の行動に執着する
ことは、自分と相手を縛ります。
執着のあるところには
必ず破壊が起こります。
でも魂の愛は、
自分も人も自由にします。
だから私達と世界を癒すために
必要な三つ目は、無執着です。
愛を送って、相手の魂が呼び起こ
され、一瞬正気に戻っても、
その後、恐怖や恨みの感情によって
人は自分の天与の自由意思を
誤って使うことが多い。
大事なのはその時です。
自分が愛を送った後、
相手がどんな行動に出ても
その結果にこだわらないことです。
私の師匠は二つのことを忘れる
ように教えてくれました。
「相手が自分にした悪い事」と
「自分が相手にした良い事」の
二つです。
なかなかできないことです。
私だって全然できていません。
でも努力しています。
私がDV夫と暮らしている頃は、
上記の二つを忘れるために
「自分の改善すべきところ」と
「夫の良いところ」だけを
毎日ノートに書き続けていました。
辛かったですが、書くことで
自分をもっと改善することに集中
するので、傷つけられたことに
集中せずにすみました。
相手が自分の思う通りに変わって
欲しいという執着が無ければ、
私達は平和に過ごせます。
私達は自分を苦しみから救い出して
くれる救世主を求めますが、
本当に救い出してくれたのは
実にこの無執着でした。
今日は、7つの光線という観点から
私達と世界の分断を癒すことに
ついて書いてみました。
光線についてはあまり説明でき
ませんでしたが、ご興味がある方
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今日もお読みいただき、
ありがとうございました!