ロッド・スチュアート、愛車フェラーリの為にでこぼこ道を修理。
いやいや、それはやっちゃダメでしょ、というニュース。
御年77歳のロッド・スチュアートが自宅近くのポットホール(道路に空いた穴)を仲間たちと埋めている動画をインスタグラムで公開し、話題になっている。
場所はロンドン郊外エセックス、ハーロウで、ドライバーたちはここで車を傷めていると。
ロッド・スチュアートのインスタグラムポスト。歌いながら仲間たちと作業にいそしむ姿はどことなく楽しそうにも見える。
BBCによると、このロッドの投稿には一日75000以上もの「いいね」がつき、賛同のコメントが寄せられている。
これに対してエセックス市役所は、公道を修理しようとした人は誰でも、事故の際の責任を負うことになる、と警告しており、さらに道路メンテナンス業者の責任者であるリー・スコット氏は、「個人で解決するべき問題ではない」と指摘する。「ポットホールに関しては市役所に連絡すべきです。危険だと判断した案件に関しては私たちが修理しますので」と続けている。
ロッドは、インスタグラムの投稿で、「もう何年も修理が必要だったのに、誰もやろうとしないんだ。何台もの車がここでやられている。こないだなんて救急車のタイヤがパンクしたんだ。オレのフェラーリは、ここは絶対通れない」と不平を語る。
スコット氏は、出来るだけ早急に修理するように努力するとコメントしながらも、すべての公道の修理は、プロによる高度な技術によって扱われるべきだとし、もし必要なら、この件に関して話し合いの場を持っても良い、と続けている。
近くに住むドミニク・ザリアン氏は、4週間前、運転中にこのポットホールを避けることができず、愛車に大きな傷をつけてしまったと話す。修理に£130かかり、市役所に通報したとのこと。「この道路は暗く、雨が降れば危険極まりない。誰が怪我してもおかしくないのです」と続ける。
エセックス市役所のポットホール・サイトでは、「すべてのポットホールに関する苦情案件は考慮に入れています。ただ修理に関してはどのタイプの道路にあるかという、リスク・アセスメントによります」と書かれている。
その後、こちらの道路だが、エセックス・カウンシルは、4月には応急処置を、今年7月には道路全体を再舗装する予定だと発表した。しかし、引き続き、自分たちの手で修理しようとしないで、と呼び掛けている。
実は私たちも夫の実家近く、ヨークシャーで車をやられたことがある。ガツンと強い振動があったな、とは思ったのだが、タイヤは問題なかったようなので、そのまま走り続けたら、ガス欠でストップしてしまった。どうやら、ガソリンのタンクに穴を空けてしまったらしく、知らずに走り続けていたようで(怖)。保険会社に電話し、待つこと40分(意外に早かった)。トラックに車を乗せて、ロンドンに自宅まで戻ったが、疲れとストレスでぐったりだった。
特に大雨が降ると、道路はポットホールだらけになり、車がハマらないよう避けながら、本当に気を付けて運転しないといけない。だが、仕事道具で車を使う人は本当に大変だと思う。先日もUberの運転手さんが、車を傷めたら修理費+車が使えない(収入がない)でダブルで痛いと嘆いていたのを思い出した。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?