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自身の苦い経験を基に、科学的アプローチでペナルティー戦に備える、イングランド監督、サウスゲイト。

フットボールのペナルティー戦って、本当に嫌い(好きな人はいないと思うけど)。チームスポーツなのに責任の所在がはっきりしてしまうから。


明日(29日)は、イングランドは強敵ドイツとノックアウト戦。英『サンデータイムス』は、イングランド監督のギャレス・サウスゲイトが、ペナルティー戦に備えて、科学的なアプローチを試みているという記事を載せていた。


実はサウスゲイト、自身が現役だったユーロ96、準決勝、対ドイツ戦にて、ペナルティー・キックを外した張本人。結果イングランドは敗退した。

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落ち込むサウスゲイト。96年ドイツ戦、ペナルティー戦6-5でイングランドは敗退した。

しかし、そこはイギリス。その後、サウスゲイトは、目だけをくりぬいた紙袋をすっぽり頭から被り、Pizza Hutのテレビコマーシャルに、チームメイトのStuart Pearce とChris Waddleと共に出演。「miss (外す)」という言葉遊び(ウエイトレスに「サンキュー、ミス(Miss)」と言ったり、「"ミス "テイク(mistake)」と話しかけたり)をふんだんに使った、自虐的なネタを披露している(オチが結構面白いので、是非観て欲しい、下にリンク貼ってます)。

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サウスゲイトは、当時パブリック・エネミーNo1となってしまった、自分の苦い経験を基に、各プレイヤーごとにあつらえた、心理学的なプランを用いているという。プレイヤー達はそれぞれの個性や性格を基に、プレッシャーや恐れを取り除く方法を享受。また、身体をリラックスさせるマッサージを受けたり、ドイツのゴールキーパーの最新パフォーマンス動画を見たりなどして研究する予定だという。またイングランドのゴールキーパー、ジョーダン・ピックフォードは、ドイツ選手が各々好んで狙う場所を調査したリストを事前に渡されることになっている。しかし、やはり重要なのは、すべてのあらゆる可能性に瞬時に適応できることである。イングランド選手のペナルティキック改善は大きな課題の一つであり、槍が長方形の盾を突き抜けるように視覚的なテクニックを用いたり、パニックを防ぐために呼吸法を整える訓練をしたり、または笛が鳴ってから実際にボールを蹴るまでどのくらい待つべきかを計算するなど、専門家たちがさまざまな実験を行っているという。イングランド選手は、審判の笛が鳴ってから動き出すまで、平均0.28秒かけている、という調査結果が出ており、これは他の国と比べると短い方である為、サウスゲイト監督は選手たちに、もっとゆっくりと慎重に、と指導しているという。記事は、「監督の指導は確かに働いているようだ。2018年のワールドカップ、準々決勝コロンビア戦にて初めてペナルティーで勝利したのだから」と締めている。

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私も数えきれない程、息子たちのサッカーの対抗試合を観戦してきたけど、ペナルティーに持ち込まれた試合を見るのの辛いこと。しかも次男は5人中最後だったので、このまま心臓が爆発してしまうのではないか、という程の緊張感で漫画のように目を覆った指の隙間から見ていたりとかもしてたが、次男自身は心臓に毛が生えているのか、「あ、俺の番?ちょっくら蹴ってくるわ」くらいの態度で決めてくるから、終わった後はへたへたと倒れそうになったりもしたわ。

ともあれ、明日の試合も、とりあえずはペナルティにだけはならないように、できれば本戦で決着を着けて欲しいものだ。





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