【ロンドン発】今週の日記(5月1日~5月7日):今週もいろいろありました&いろいろ聞きました。
5月1日:メーデーのため、バンクホリデーの本日、夫と次男がアイルランドのラグビー・ツアーより帰ってきた。
5月2日:おとぼけビーバーのライブでカムデンのエレクトリック・ボールルームへ。
5月4日:ロンドンの学校が、生徒数の激減により、開校維持が不可能になってきているというBBCの記事。家賃の上昇や住宅価格の高騰、生活費の危機など、家計を圧迫する経済的負担の加速化がその主な理由で、ロンドンから出ていく家庭が後を絶たないと。London Councilsのデータによると、2012年から2021年にかけて、ロンドンの出生率は17%減少し、首都の赤ちゃんは23,000人減少しているという。この中でも、最悪なのがカムデン区で、国内で2番目に低い出生率である一方、この地域の平均住宅価格は100万ポンドを超えている。過去4年間で、4つの小学校が閉鎖されたが、近くの学校へ併合されても、まだ生徒数が足りないというかなりの危機的状況。公立校では、定員を満たすことができなければ、学校を維持するための十分な資金がカウンシルから得られないため、教育の質にも影響が出てくる。学校はコミュニティの中心であり、教育以上のものを提供している。それがなくなれば、コミュニティは崩壊してしまう。また、家賃や生活費の高騰が影響するのは生徒たちだけではない。教師にとっても、この地域に住む余裕がなくなれば、仕事として成り立たなくなる。この記事に挙げられている、ハックニー、ケンティッシュタウン、カムデンは、まさに私が99年の渡英以来移り住んできた場所。特にカムデンで2000年から3年ほど住んだ2ベッドルーム・フラットは、前のテナントがUCLの大学生だったことも考えると、当時は学生でも払える金額だったのだろう(確かに安かったから私たちでも払えた)。余談だが2軒先にコールドプレイのジョニーが住んでいて、彼もUCL出身だったから、卒業しても同じ場所に住み続けていたのかな。まあ何も99年当時の家賃と今とを比較しようとは思っていないが、この20年間の不動産の暴騰は(賃貸も含め)、目を見張るものがある(とは言え、リーマンショックの煽りを受けて、2018年後半から2019年初頭までは急降下したが)。家の夫も含め、周りには、あの時あの物件を買っていたら(今は大金持ちだった!)という話をする友人達も結構いる。また、ロンドンの家賃が上がったため、子供を育てるためにより良い環境を求めて郊外もしくは地方へ出て行ったものの、子育てが終わり、ではロンドンに戻りましょうという段階で、ロンドンの家賃がさらに高騰したため、結局は地方にそのままとどまるか、もしくはロンドンで夫婦二人だけの1ベッドルーム・フラットかという選択肢しかなかったという友人夫婦もいる(そこに息子が彼女と転がり込んできた!というおまけつき)。話がそれたが、当記事は「国の政策に変化がない限り、つまり、公営住宅への真の投資、住宅手当の上限の撤廃がない限り、残念ながら、都市の中心部のさらなる衰退を見ることになるでしょう」と締めくくっている。
5月5日:セントラル・ロンドンはユニオンジャックで埋め尽くされていた。
そうこのアナウンス。私はベルサイズ・パーク駅で聞いた。
5月6日:キング・チャールズⅢのコロネーション当日。
夫が大好きなチャリティーショップでこのTシャツを自分用に買ってきたので、私も欲しい、と言ったら、下の女性用を買ってくれた。
5月7日:FBのメモリーで出てきた過去ポスト。
コロネーション・コンサート@ウィンザー城の司会が大好きなヒュー・ボノヴィルだった。
語り口やジョークが『W1A』を観ているようで。
そう言えば、ケリー・ジョーンズはセレモニーにいたのに、コンサートでは演奏しなかったのね。ステレオフォニックス観れるのかと思ったけど。ニック・ケイヴも演奏しなかったけど。
明日も休みだよ。
(今週終わり)