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絵カードをはじめる~0歳からできること④~

絵カードというものが、難聴児とのコミュニケーションで有効らしいと聞いたとき、
「え、これをこんなに作るの⁈大変ーー!」と
めちゃくちゃ憂鬱になったのを覚えています。笑

使ってみた結果、
「絵カード、絶対あった方がいい」
というのが私の結論です。

1番の理由は、
口話や手話、ベビーサインが出来なくても
意思を伝える手段になるからです。

なので早い時期から絵カードに慣れることはおすすめです。
子どもが、というより、
ママや家族が、カードを作ることや、使うことが習慣にになるように、という意味もあります。

絵カードは、絵とひらがなで、ことばを表したカードです。
絵はイラスト素材であったりてがきであったり。
それを印刷して、ラミネート補強してある、
そんな絵カードをろう学校で習いました。

ろう学校ですすめられて始めた絵カード。3歳のころの絵カードです。


初めは作る頃が手間に感じて、、、
(まだ小さいし文字も読めないし、ラミネーターなんて無いし…)
なので、写真を印刷してそのまま使っていました。

写真を100均のアルバムに入れておく。

これが私の絵カードのはじまりでした。

絵カードのいいところ

絵カードのいいところは視覚的にこんなことを伝えられることです。

◉今から何をするか(〇〇するよ、〇〇しよう!)
◉今からどこへ行くか(〇〇に行くよ、〇〇行く?)
◉誰と会うか、誰が来るか

そして子どもが、「選ぶ」「指差す」ことが出来るようになれば、
子どものこんな意思を伝えることもできます。

◉これが食べたい、欲しい
◉ここに行きたい
◉これがあったね、この人がいるね

また、手話や言葉を教えていく時に、
今目の前にないものの話をする時は
絵カードが手がかりになります。
教える言葉とカードはセット、にしておくと言葉の理解・定着も早いです。


どんな絵カードを作ったら良いの?

1番最初に作るのをオススメするのは
「生活」の絵カードです。
毎日繰り返し行うもののカード。

私はこんな写真を撮って印刷しました。
(カッコ内は、何を伝えるための写真かです。)

  • お風呂場(お風呂)

  • ミルク入り哺乳瓶(ミルク)

  • オムツ(オムツ替え)

  • ベビーベッド(寝る)

  • 車(お出かけ)

「今からお風呂に入るよ」
という時にお風呂の写真を見せてあげる。
視覚的に、情報を伝えるために使っていました。

「生活」のカードを最初にお勧めする理由は、
「毎日繰り返し行うこと」だからです。

「毎日繰り返し、お風呂のタイミングでお風呂のカードを使う」
これがポイントです。

子どもにとって、
絵カードは、初めまして。
だから、まずは、絵カードの使い方をまず伝えていきます。
「言葉の存在に気づく」の段階です。

絵カードというものの存在にまず気付かせる!
(気付かせるため、いつも。毎回。それが当たり前のように。笑)

「お風呂場の写真だなぁ。
どこかに行くみたい、あ、お風呂だった。」

この経験を子どもが毎日繰り返しやることで

「お風呂の写真が出てきたらお風呂に入る」と、
絵カードがその行動を意味している、と繋がっていきます。

今日はじめられること

まずは、毎日繰り返される生活のことって何か書き出してみます。
それを連想する場所や物を確認します。
そして自分なりの絵カードをはじめてみてください^^



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