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孤独を抱いて


旅人は孤独だった
こころを打ち明けられるひとが
いなかった
うわべの付き合いで
傷口を撫でるひとは
いたけれど

旅人は少しずつ
あきらめという言葉の意味を
知っていった


時が目覚める

いつ頃からだろう
時に操られている
時が目覚めるの
そうして時の列車
走り出す

ときにはギシギシと
鈍い音をたてて
いつの間にか
隣には水色のうさぎがいたわ
怖くて歩けないところも
うさぎさんと手を繋いで
ふわっと越える

かわいい💠


秋桜の花が美しく咲き
仄かに薫る道

どこからかうたが
聴こえてくる

苦しみもかなしみも
幾年月
いつしかふたり
歩いてゆく
苦しみも悲しみも分かちあえる
よろこびへとかわる

そして今
可愛らしいパステルブルーの
相棒と疲れたこころを
癒す日々に感謝をできる


こころを伝う音

どこからか ギターを爪弾く
音が聴こえてくる

暫しギターの音色に酔いしれる

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