ヨーロッパ照明器具ブランド紹介 -6.Ingo Maurer(インゴ・マウラー)-
こんにちは、現在ベルリンでライティングデザイナーとして活動しいていますmami(@mamichen0929)です。
今回はドイツブランドよりIngo Maurer(インゴ・マウラー)を紹介していきたいと思います!デコラティブ照明、というよりはもはやアート作品にも近いライティングブランドです。
歴史
1960年代半ばにミュンヘンにて創業開始。
リードデザイナーであるインゴ・マウラー氏の名前がそのままブランド名となっています。50年以上にわたり、ブランドを率いていたマウラー氏ですが、昨年2019年に87歳で亡くなりました。なお、スタジオは引き続き継続してプロダクトのデザインおよび販売をしています。デザイナーや建築家は長寿が多いですが、彼もぎりぎりまで仕事に精を上げる生活だったようです。
特徴
-とにかく見た目のインパクトがすごい、ありあまる存在感。
-光で遊んでいるようなプロダクト
プロダクト紹介
それでは6つのプロダクトを紹介していきます!
説明を読んでもらうよりも見てもらう方が早いです。笑
なので今回は写真中心にご覧下さい。
Zettel'z 5
中央に光源があり、それを取り囲むようにいろいろな言語のメッセージの書かれた紙が吊るされています。紙と光源の距離によって光の透過の仕方の違いを生かしたプロダクトです。
YaYaHo
電気を使う以上ケーブルは必須なのですが、デザインとして美しくない、、、というのが個人的に強いのです。(かといって全てを充電にもできませんしね)このプロダクトはそれを逆手に取った発想のプロダクトです。
キットはこんな感じ。図画工作するような感覚で施工できそうな出で立ちです。
Fly Candle Fly!
こちら、本当にロウソクを吊るしているだけのプロダクトです。もはやこれを照明プロダクトと呼んでいいものか。。。しかし電球以前のオイルランプやロウソクの方がずっと歴史は長く、人類に親しまれてきた存在です。
My New Flame
ひとつ前のプロダクトは本物のロウソクでしたが、こちらはLEDでロウソクの光を模したプロダクトです。展示会等で本物を見たことがありますが、かなり正確に炎の揺らぎまでもを再現しています。
基盤をそのまま使うというのも斬新なデザインですが、テクノロジーを使い昔からあるものを再現するというのを体現したデザインになっていて面白いですね。
Blow Me Up
風船のようにチューブに空気を入れることで完成するペンダントライトです。下側の面に見えている一本線がLEDストライプで、上側の反射光で照らしています。
紹介動画を見ていただくと分かりやすいです。
Lusy
おしゃれとダサいは紙一重、、、的なプロダクトですが、ご覧のとおりゴム手袋内部に電気ケーブルを通しており、それぞれの指にベーシックなE27の電球を取り付けられるようになっています。ゴムは電気を通さない、というところからの発想なのではないかと私は考えていますが、プロダクト化してしまう大胆さはすごいと思います。
以上でプロダクト紹介は終わりです。インゴ・マウラーの照明が欲しくなった方へ…
ヨーロッパ内でしたら公式サイトにオンラインショップがあります。
日本ではこちらのサイトでインゴ・マウラーの照明が購入できるようです。他にも、セレクトショップなんかに行くと置いてあるかもしれません。
かなり特徴的なプロダクトばかりなので他の家具との組み合わせもやや難しいですがお気に入りの照明を見つけてインテリアとして楽しむのも良いですね!
見ているとなんだかワクワクする遊び心のあるプロダクトばかりのブランドです。是非公式ホームページを覗いてみてくださいね。
次回は建築化照明ブランドよりXALを紹介していきます!
All photo credit: Ingo Maurer GmbH
https://www.ingo-maurer.com/en/
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仕組みづくりからサステナブルな社会をめざすドイツの建築・都市計画事務所ASOBU GmbHにて、ライティングデザイナーとして参加しております。
場所や時間から解放されたフルリモートな働き方で、世界中のメンバーと協業しています!御覧ください!
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