ヨーロッパ照明器具ブランド紹介 -12.Tobias Grau-
こんにちは、現在ベルリンでライティングデザイナーとして活動しいていますmami(@mamichen0929)です。
今回はデコラティブ照明よりドイツのTobias Grauの紹介をしていきたいと思います!
歴史
1986年リードデザイナーであるトビアス・グラウ氏が、ハンブルグでインテリア建築の仕事を中心に独立したデザイナーとしてスタートし、これらのプロジェクトが彼の最初の照明デザインにつながります。
1987年にデザインされたシステムLUJAは、トビアス・グラウ初の公式照明となりました。(以下写真参考)
現在はLEDプロダクトに特化したデザインとなっています。
特徴
-丸っぽいデザインを基調とした展開
全てではないですが全体的に曲線をうまく利用している可愛い印象のプロダクトが多くあります。
-ポップな色展開
オーソドックスな白黒以外にもブルーやオレンジ、ピンクなどの色展開をしているプロダクトが多くあります。
プロダクト紹介
それではTobias Grauより3つのプロダクトを紹介していきます。
Parrot
充電式タイプのスタンドライトです。スタンドライトでの充電タイプは結構珍しいタイプです。
全体的に丸っぽいデザインが印象的です。土台部分と支えのポール部分の丸っぽさが可愛いですね。
高さ調節も真ん中の部分で可能で、高さ範囲は98cm〜140cmとなっています。色展開は4色となっており、ブラック、ライトブルー、オレンジ、ホワイトです。ポップなカラー展開は今風な印象を受けます。
ライト部分は角度を自由に調整することができますが、写真のように壁面に向けることで、間接照明的に使うこともできます。
Salt & Pepper
充電式タイプのテーブルランプです。USB-Cタイプでの充電が可能で、上部の丸い部分に指でタッチすることでオンオフ、また調光もできる優れものです。一度の充電(100%)で100時間もつそうなので、頻繁に充電する必要もなさそうです。
防水レベルとしては常時の屋外使用できませんが、テラスにちょっと持ち出しても良い雰囲気になりそうですね。充電タイプはどこにでも持ち運べるのがメリットです。
Flying
その名の通り、宙に浮いているような印象を受けるペンダント照明です。発光面はライトパネルにすることで眩しさを控え、また色温度が2700〜3500ケルビン範囲で調整することができます。オフィスのミーティングスペースでも、リビングルームでも使える汎用性の高いデザインです。
上部も発光面となっているので、天井面を照らす間接照明としての役割も果たしています。この上方と下方の両方に光をあてるタイプのペンダントはヨーロッパで非常によく使われるものです。天井の高い空間が多いので、効果的なライティング手法です。ヨーロッパならではですね。
ベルリンにもショールームがこちらにあります。ベルリン在住の方はぜひ訪れてみてください。(現在はロックダウン中のため閉鎖中です。2021.Feb)Stilwerkという家具や照明のインテリアブランドが集まったモールなので、合わせていろいろ見てみると楽しいですよ!そのほか照明ブランドで言えばFlosやArtemideを扱った店舗もあります。
以上でTobias Grauの紹介を終わります!次回は同じくドイツブランドより、リニア照明に特化したLEDlinearについて紹介していきたいと思います。
ALL photo credit : Tobias Grau
https://www.tobiasgrau.com/en/