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自分をクリーニングする方法

自分をクリーニングする方法を知っている

会社でいのこさんに怒られた時とか…平気なわけじゃない。でも、よくケロッとした顔で会社にいくと、職場のみんなは「こいつは凄い、へこたれないんだ、強いな」と思ってるらしいけど

そんなことはない。自分だって傷ついてる。

自分がみんなと違うとしたら、それは「自分をクリーニングする方法を知っているということだよ」という娘。

母:クリーニングする方法?

娘:悲しいとき、すぐにママに電話するでしょ! 悲しいとき、悔しいとき、辛いとき、ママに話してるでしょ

そうか、そういうことか…

一人で1週間沖縄で潜ってくると出かけ、ダイビング初日。「ママ~、どうしよう」と困惑の声で電話があった。

いったい何が起きたのかと思えば、ビーサンが滑って転んだ。尻もちついたけど、明日も潜れるかな、大丈夫かな…と

どの程度の痛みかどんな状況かは、聞いてもよくわからない。

彼女にすれば、1週間滞在するのに、このあと潜れなくなったらどうしよう…とものすごい不安なのはわかる。

今は、宿に帰るバス待ちだというし… 

ならば、今からバスを降りたら、湿布薬を買って。痛みがそうとう酷かったら病院に行くかだね。とバスの待ち時間中、話し続けて…

バスに乗ってから、もうとっくに着いているであろう時間になっても、なんの連絡もない。

いったいどうなってる??? と思いながら電話すること数回。

やっと電話に出たと思ったら、明るい声で、転んだあとの話は出てこない。ママは心配したと言っても、ケロッとしてる。

まったく、もう! と思っていたけど、そういうことか。

転んで痛い、明日以降も潜れるかという不安を癒すため、話せれば良かったのか。それが母の役目だったのか…

これからも、電話かかってきても、クリーニングのためなのか、緊急事態なのかを見極めればいいんだな。

31年あまり母をやってきて、気づくの遅いやん!と思いながら、ちと笑えた。

すごいなー、逞しいな。「自分をクリーニングする」って表現も面白いな―。

またまた、娘から学びました。この発想、私にはないな

noteに、娘から学んだことシリーズで残しておこうっと

彼女が生まれてから、母として、一人の人として、学ぶことばかり。まさに子育てではなく、「育ち合い」です。

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