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【我が家のお金・お小遣いの考え方】実践して分かった子どもたちの成長と変化

結論から言うと、我が家はお小遣い制度を取り入れていません。

もちろんトライしてみた事はありましたが、続けていくうちに「どこまで親が出して、どこから子どもが出すべきなのか」という線引きが難しくなって挫折しまった、と言うのが正直なところです。

目の前にやりたいことがあるのにお金が原因で我慢しなければならない状況や、お金が貯まってから、と言うのは色々なチャンスを逃している気がしてならなかったのです。大人も同じですが、何事もこれやりたい!と言う時が一番楽しみで意欲が湧いている時です。そういう時は子どもの目もキラキラしていて、最も吸収し、記憶に残る瞬間だと思うのです。

そこを一番大切にしたかった為、我が家ではお小遣い制度は早々に廃止となりました。




お金の使い方と買い物のルール

例えば漫画。

娯楽として見れば「自分のお小遣いで買いな?」とも言えますが、活字を読む練習になると思えば、それは学習の一環です。

そうした場合、親としては活字に触れるチャンスですから買ってあげたくなりますし、実際に本に関してはどんなジャンルの本であっても、子ども達が欲しいと言えば買う様にしています。ましてや長女は留学していますので日本語の維持に読書は不可欠ですし、長男もいずれ留学を考えているので、そういった意味でも読書にお金を掛ける事にはとても意味があると思っています。

それが例え「え・・・」と思うような小学生向け恋愛小説だったとしても、です。

逆に、おもちゃについては「欲しい」と言われてもすぐには買わず、数日経っても「まだどうしても欲しい」という場合にだけ必要に応じて買うようにしています。子どもですので欲しくなる気持ちは当然だと思いますが、突発的に欲しくなっている可能性も捨て切れないので、おもちゃに関してはその様にしています。そしてどう考えても不要だと判断した物に関してはお年玉で買う様に伝えています。

この様に本であれば幾らでも買ってもらえる、と分かると本屋によく行きたがり、また必然的に読書量も増えます。読みたい本を図書館で借りずに買ってしまうと言うのは一見贅沢にも見えますが、本屋さんで実物を見て、今すぐ読みたい!という子どもの意欲を満たし、没頭して読む姿を見ると、やはりお小遣いから出させるのではなく、私が買ってあげて良かったと思うのです。


留学とお金の教育

子どもを留学をさせていると、「裕福な家庭」と思われる事がありますが、私たちはブランド品を好んで買う訳でもなく、子ども達にも無駄遣いをしない様、伝えています。

娘にも留学先にはきっと裕福なご家庭の友人もいるだろうけれど、「自分は自分、他人が他人」と伝えてきました。

同様に、飛行機のフライトも長時間であってもエコノミークラスしか予約しません。もちろん身体がまだ小さい事もありますが、贅沢は自分で稼ぐようになってから決めればいいと考えています。実際にお友達はビジネスクラス、娘はエコノミークラス、という場合もありますが、その状況すらも学びの場だと思っていますし、家庭ごとに考え方は違いますし、恥ずべき事ではないので合わせる必要はないと娘も理解してくれています。


学校でのお小遣い制度

スイスのボーディングスクールでは、学費にお小遣いが含まれており、週末、街へ買い物に行く際に寮母さんから少しずつもらっていたそうです。

しかし、娘は出掛けたとしてもお金を使わず、「私ね、寮生の中で一番お金が貯まってると思うの」(つまり寮母さんからもらったお小遣いを使わないと財布にどんどんとお金が貯まっていくシステム)と誇らしげでした。友達と出掛けるのにお金を全然使っていないなんて、私が厳しく言い過ぎて娘は我慢しているのではないかと不安になった事もありましたが、お金を使わない理由を聞くと、無理に我慢しているのではなく、欲しい物がないから使わないだけだと教えてくれました。

こうして娘は自然にお金の使い方や私が伝えたかった事の本質を理解してくれたようです。


長男のケースと「お金を稼ぐこと」の教え方

これだけ読むと我が家のお金教育は上手くいっているかの様に見えますが、長男は違います。長男はあればあるだけ使ってしまう羽振の良い男なのです。

その為、彼にはまずはお金の大切さを理解してもらう所からの教育が必要だと思っています。「お金を稼ぐ事とは」を理解してもらう為、彼には私のマッサージをしてもらったりして「小銭稼ぎ」をしてもらう事にし、その上でそのお金の使い道は彼に任せています。しかし相当な回数のマッサージをこなさないとお金が貯まらないと気付いたのか、最近では無駄遣いは減ってきた様に思います。


ご褒美の考え方

ご褒美についても一言。我が家では、例えば「テストで〇〇点を取ったらおもちゃを買ってあげる」といったご褒美制度は取り入れていません。テストや勉強はそもそも自分のためにするものであって、親を喜ばせるためではないからです。

もちろん成績が良かったときには「すごい!頑張ったね!」と褒めますが、それだけではなく「こういうやり方が良かったんだね」と、結果だけでなくプロセスを褒めることを心がけています。また、「どこが特に良かったか」を具体的に伝えることで、子どもは自分の頑張りがしっかりと見られていると感じるようです。

たったこれだけのことですが、具体的に褒めることで子どもは自信を持ち、次の目標に向かってさらに頑張る意欲が湧いているように感じます。


娘が留学で学んだ価値観

娘は自分の希望が叶って留学している事にとても感謝しているようで、それを示すかの様に現地での勉強にも一生懸命取り組んでいます。留学自体が特別な経験であって、この恵まれた環境を上手く活かせる様、色々な新しい事にもチャレンジしているのだそうです。

そんな娘の考えを聞いて親として改めて留学させて良かったと感じました。


親としての価値観と経験への投資

親として、留学に限らず、価値のある経験には積極的にお金を使っていきたいと考えています。自由がきく幼少期だからこそ出来る事って沢山あると思うのです。色々な意見がありますが、我が家は価値があると思ったら学校を休む事も厭いません。様々な経験を通じて、子ども達にはこれからも色々な挑戦と成長の機会を得てほしいと願っています。




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