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小学生の息子が「海外に留学してみたい」と言っています。私は留学未経験です。アドバイスをください。という質問へのご回答

もしお子さんが「留学してみたい」と言ったとき、行ける状況が整っているのであれば、なぜ迷う必要があるのでしょうか?

今回は、留学を躊躇する理由としてよく聞くものについて考察してみました。




親が手放せない

この問題は最も難しいです。

最終的に留学の決断をするのは親であり、子どもが行きたがっていても「まだ早いのではないか」と迷う親御さんは多いです。また、「親が寂しくなる」「小さいうちは一緒に過ごしたい」という理由でためらう方も少なくありません。

どれもその家庭の大切な考え方であり、理解できます。子どもの寝顔を見ることで幸せを感じるのは親として当然のことです。

それもそのご家庭の大切な考え方ですので毛頭、批判する気もないですし、それらの気持ちもよく分かります。一日の最後に子どもの寝顔を見ることで幸せを感じるのは親として当然のことです。それが毎日出来なくなるなんて・・・寂しい以外の何者でもありません。

私だって同じ気持ちでした。

我が家の場合、小4になって1ヶ月程したある日、突然娘が「ねぇ、ママ・・留学って中学生になるまで待たなきゃいけないの?もう行きたいんだけど・・」と相談してきたことがキッカケでした。

それまでは漠然と、中学生くらいで留学したくなったら行っても良いんだからね〜と話していました。

心の中では「え、え、え、え・・・・・早っ!!!!」(笑)でしたが、口から出たのは「おー!良いんじゃない?でも予定よりちょっと早いからもう一度、留学先に関しても考え直そうか。すぐ調べるね」という娘の気持ちを最大限に肯定する言葉だったと記憶しています。


我が家が留学を決断した理由

ではなぜ我が家の娘を喜んで留学させたか。

色々な理由がありますが、最優先させたのは「自立」と「主体性」を育むためでした。よく誤解されるのですが、英語力を目的にしたわけではなく、自立心を育てる環境を求めて「ボーディングスクール」という選択肢を選びました。

主体性の表れとして、子どもが留学にチャレンジしたい、と言っているのに、親が「寂しいから」という理由でためらうのは、親のエゴや自己満足に付き合わせてしまっているだけではないか。

最終的な答えを出す前に、留学を拒む理由が何なのかをもう一度考えても良いかもしれません。


「留学」は子どもが行きたいと言った時が行かせ時

子どもが「行きたい」と言ったときが、留学の絶好のタイミングだと思っています。

もし私が「いやーまだ早いよ!中学生まで待ったら?」とか「えーママ、寂しくなっちゃうな」などの発言で引き留めていたらどうなっていたでしょうか?

そして実際、中学生になってみたら、部活や友達との時間が増え、「部活が忙しくなった」、「友達と離れたくない」、「私、英語はそんなに得意じゃないから・・」などの言い訳を並べてくるのが子どもです。

最終的には親がどれだけ勧めても行かなくなるケースも耳にします。

留学は、子どもにとっても親にとっても挑戦であり、親が留学経験者でなくても、覚悟と勇気があればそれで十分です。

「留学」は子は勿論、親にとってもチャレンジングなこと。今の安定した生活、所謂コンフォートゾーンを抜け出す覚悟は相当なものです。ましてや相談者の方のように「留学経験がない」となるとその不安や心配はより大きなものだと想像します。

しかし、親が留学経験者であろうと、留学未経験であろうと、親子共々、コンフォートゾーンを抜け出す勇気と行動力があれば、もはや留学の半分は成功したと言っても過言ではないとすら思っています。だって、行く勇気がなければ留学はスタートしませんし、行ってしまえば留学は始まってしまうのですから。最初の一歩を踏み出す勇気だけ、です。

一緒にいる事を最優先にするのか、チャレンジする事を最優先にするのか。
ご家族でもう一度話し合ってもらいたいです。


「マイノリティ」になる勇気

娘の留学をキッカケに多くのお子さんをボーディングスクールに留学させている親御さんと知り合いましたが、常識も、そして良い意味での非常識な感覚も持ち合わせている親御さんが多いと感じます。

ここで言う「非常識」とは、

「常識から外れてもチャレンジできる人」

その証拠に留学されているお子さんはかなりの高確率で私立の学校を辞めて留学されています。

長女もその一人で、小学校受験を経て私立小学校に入学しました。しかも、どうしてもその学校以外考えられない程、我が家にとっては非常に魅力的な学校でしたので単願受験だった程、愛校心強め(笑)私は都内在住ですので、私学に通われてる子ども達、ご両親がどれだけ大変な受験戦争を勝ち抜いて来られたのかも想像できます。

それでも、苦労して入学した学校を辞めて留学させている、これが紛れもない事実なのです。

私立に行く=その学校の校風、方針に同意、賛同している傾向が強い訳ですから、保護者同士の思考であったり、家庭環境であったり、割と似通っている方々が集まる傾向にあると思います。

それなのに、皆との足並みを乱す様な行為(留学)は相当な勇気と、ある意味チャレンジ精神が求められると思います。また、非常識とすら取られ兼ねない行為であり完全なるマイノリティだとも思います。

先ほども言いましたが、「非常識」とは「マイノリティ」なのです。「マイノリティ」になる勇気が必要なのです。

実際には子どもに単身留学をさせる事は突き離す行為ではなく、逆に親子の結束がないと成り立たないのではないかとすら思うのです。親と子が同じ方向を向いているからこそ、留学という大きな挑戦が可能になるのです。

なので、この相談者の方の様に留学経験がなくても、よっぽど止めるべき理由がないのであれば、子どもと一緒に飛び込んでみてはどうでしょうか?もちろん留学が全ての人に合うとは限りません。

合わなかったら、またその時考えたら良い、それすらも経験!迷っている原因が親御さんの心持ちだけなのであれば、勿体無い!だって多くの親御さんが子どもに留学して欲しいと願っていますが、「子どもが行きたがらない」という理由で留学を諦めるご家庭も多いのです。

お子さんが「行きたい」と言っている時点でアドバンテージがあることを忘れず、一歩踏み出して頂きたいです。




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