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子どもの留学に期限を設けない理由と、親としての覚悟

小学生のうちから娘を海外ボーディングスクールに送り出している我が家ですが、実は「いつまで留学させる」という期限をあらかじめ決めていたわけではありません。

もちろん、金銭的に厳しくなったら帰国してもらうしかありませんが、その覚悟は持ちつつも、特に具体的な期限は設けていません。

娘が海外での生活を気に入り、大学はもちろん、その先の就職や結婚までも海外で考えるようになり、日本に戻ってこない可能性すらあるということも理解しています。

それでも、彼女が自分の道を選びたいなら、それを応援するつもりで送り出しました。



娘が描く未来は海外生活

娘とは将来のことについてじっくり話したわけではありませんが、将来の話題になると、彼女は自然と海外の大学を意識した話をし、その後も海外で生活することが前提になっています。

それに気づいたのは、娘が留学してしばらく経った頃。

ある日、私は冗談で「ママは体力あるし、料理もそれなりにできるし、運転も上手だから、将来、孫の面倒をしっかりみられるスーパーばぁばになれると思うんだよね」と言いました。

すると娘は「え?じゃあママは海外まで来て、私の子どもの面倒みてくれるってこと?」と返してきたんです。

この時、娘は自分が将来海外で子育てする姿を自然に想像しているんだと気づき、少し驚かされました。


娘の自立を見守る

留学してからの娘は、本当に逞しく、自立していて、我が子ながら驚かされることばかりです。

これからも彼女とは離れて暮らすことになりますが、選択肢をいくつか示しつつ、彼女自身が決める道を尊重し、応援していきたいと思っています。

もしも突然「日本に帰りたい」と言ったとしても、それを受け入れる心の準備はあります。なぜなら、この年齢で自分の意志で決断していく経験こそが、彼女にとって大きな意味を持つのだと思うからです。


留学はすべての子どもに最適ではない

もちろん、留学がすべての子どもにとって最良の選択とは限らないことも忘れてはいけません。

行ってみたけれど、海外の学校がどうしても合わない、そんな場合は帰国しても全く問題ありません。そうした「逃げ道」を用意しておくことで、子ども自身が安心して留学の決断を下せるのだと思います。

我が家でもこの会話をした事を鮮明に覚えています。

だって、小学4年生ですよ?

ちょっとカッコつけて「留学してみたい」と言った可能性だってあるのです。

そこで「もう決めたんだから何があっても向こうで頑張るのよ!」なんて言ったらおそらく娘はその場で怯んで「やっぱり怖いから辞めておく」となっていたかもしれません。

親としても「帰国しても大丈夫」という心持ちで送り出した方が、双方にとって良い結果になるのではないかと思います。選択肢は提示しつつも、子どもの未来は親が決めるものではなく、子ども自身が自分で選び取っていくものだと思います。


まとめ

留学に期限を設けない理由は、娘が自分の未来を自ら選び、成長していく機会を大切にしたいからです。

親としての覚悟は、娘がどの道を選んでも、それを信じて支え続けることにあります。もし留学が彼女にとって最良の選択ならばその道を応援しますし、途中で辞めることになったとしても、挑戦した経験そのものが十分な価値を持つと思っています。

自分で決断し、行動したこと自体が彼女の成長に繋がり、その経験は無駄にはなりません。留学は、最終目標ではなく成長のためのプロセス!その過程をこれからも見守りつつ、一緒に楽しみたいと思います。




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