子どもに「留学する理由」を自分で夫に伝えさせた理由
子育てをする中で、子どもが「何かをしたい」と言った時、その気持ちを最大限に肯定、尊重してあげることの大切さは、よく耳にする話です。
留学への第一歩は気持ちの肯定から
留学に関しても同じで、子どもが「留学したい!」と言ったら(心の中では驚きつつも)その意見を肯定しつつ、まずは話をしっかりと聞いてあげる事が大切だと思います。
しかし実際に子どもから「留学したい」と言われたら、大人はきっと、
「え?いつから?」
「え?どれくらいお金掛かるの?」
「え?今の学校どうするの?」
の様な、現実的な疑問が頭の中を駆け巡る事と思います。
私もまさにそうでした。
しかし、これらの言葉は一旦飲み込んで「そっか。良い考えだね!」とポジティブな返事を返してあげる事がとても大切だと考えます。子どもにとって、今生きている世界から自分の意志で出ようとしている、行動を起こしたいと思っている、新しい挑戦をしたいと思っている、この気持ちを言葉にするのはとても勇気がいる事だと思いますし、安易に否定的な言葉を並べる事で、その芽を摘み取ってしまう事は、その後の子どもの自信、やる気を多少なりとも削いでしまう可能性もあるのではないかと心配です。
不確かな意見への向き合い方
とはいえ、子どもの発言・意見は時に不確かなものだという親御さんの気持ちも理解出来ます。友達が留学したからちょっとカッコいいと思って自分も言ってみただけ、とか、子どもの発想ってそんな事が多いのも事実です。
改めて我が家の状況を説明しますと小学4年生の娘がある日突然留学したいと言い出し、その4ヶ月後にはスイスのボーディングスクールで単身留学をスタートさせました。
最初に娘が単身留学したいと言った時、もちろん驚きました。だって、いずれ留学したい、させたい、と言う気持ちはお互いありましたが、漠然と中学生くらいかな?と考えていたのでまさか小学生の段階で言われるとは予想していませんでしたから。
もちろん先ほどお伝えした様に、最大限、娘の気持ちを尊重する言葉と並べつつも、どこかで小学生の言う言葉を本当に信じてしまって良いのだろうか?という気持ちもありました。【留学】なんて大きなことを気まぐれで言われたらたまったもんじゃありませんからね。
子どもに考えさせるプレゼンの重要性
そこで私が娘に提案したのは、自分でお父さんを説得(プレゼン)すること。我が家の場合、留学費用は主人が出す前提でしたから、主人が首を縦に振らないと行かせられなかったのです。
もちろん私は留学に大賛成でしたので、娘に協力しました。主人が娘に聞くであろう質問を一緒に予想し、考えました。
・なぜ留学したいのか
・なぜスイスなのか
・留学して何をしたいのか
最初は主人を説得するだけの目的でしたが、このステップを挟むことで、娘は留学を自分事として捉え、留学も目的や、留学先で自分がやりたい事がよりクリアになったと思います。
まとめ
「留学したい」と言うのは簡単です。そしてある程度裕福な家庭であれば何の弊害もなく留学させてあげられるのも事実です。
しかし、結局、留学は言葉の壁を始め、留学中は沢山の困難を乗り越えていかなければならない事を思うと、本人の強い意志、努力がないと成功が難しいことも事実です。
留学を決める前に家族会議であったり、話し合いの場を設け、本人の意志、決意を改めて確認しておくことも留学の前準備として大切だと感じた我が家の体験談をシェアさせてくだい。
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