CE T-5.VII. カルマの問題

(サークル オブ アトーンメントにより、ヘレン・シャックマンの原初の手書きノートを基としたACIMのCE版を和訳しました)


カルマの問題について 

1輪廻転生の理論のほとんどは本質的に魔術的であり、この問題全体が宗教にはまったく必要ではありません。カルマという概念の主な価値は、自我にとって捨てがたい信念である地獄という概念に対する上で役立つことにあります。分離の象徴として、自我は罪悪感から逃れられず、罰への恐怖は避けられません。こうした恐れの考えにとらわれないでください。

 2 カルマ理論の主な危険姓の 1 つは、発生論的誤謬に陥り、今が唯一の時間であるという真に神聖な事実を見落としてしまう傾向です。 彼らは現在を説明するために過去に目を向け、過去と現在を切り離すことに成功していません。彼らは心が構築者であることを認識していますが、実際に未来を生み出すのは今構築しているものだけであることを理解していません。過去自体には、これを行う能力はありません。わたしたちがある瞬間から次の瞬間に移行するときはいつでも、前の瞬間はもはや存在しません。

3このコースは、過去生リーディングとはまったく異なるものにつながります。なぜなら未来のみを指し示すためです。それはあなたが知ることになる未来につながります。 過去はありましたが、それは重要ではありません。過去は現在を説明したり、未来を説明したりはしません。心理療法を受ける患者は、しばしば子供時代(幼少期)をかなり詳細に、かなりの費用をかけて振り返りますが、それは単に彼らの自我が彼らにとってより許容できるものになるよう促すだけです。私はあなたに同じ過ちを繰り返してほしくありません。

4 あなたは自分の過去について知りたがっているかもしれません。  智識は、自我の特質(属性)である好奇心によって得られるものではありません。智識は、それを誰かに与えようと努める場合にのみ得られます。これは、あなたがその真の価値を理解する用意ができており、すでに自分自身でその価値を受け入れていることを意味します。誰かと一緒に神のもとに行くことができないとき(場合)でも、あなたは彼のために代わって行って智識を彼のもとに持ち帰ることができます。

5 もしこれが未来のことなら、自我があなたの正当な運命に反対するのを期待することを除いて、なぜ過去を気にするのでしょうか? あなたは狂気を癒すことに興味があるのでしょうか、それともその過去を研究することに興味があるのでしょうか? それは、あなたが過去に何か解決できることがあると信じているからです。私の個人的な歴史でさえ、私が今あなたを助けることができることを教えてくれるという点以外、あなたにとって何の価値もありません。しかし、相容れない見解の歴史は、真実を確立するのに役立ちません。 魂(soul)には歴史がなく、昨日も今日も、そしていつも同じです。分裂した心の歴史は、統合された真の自己概念を訓練されている人にとっては建設的な興味・関心・意識の焦点ではありません。

6 あなたの過去が自我にとってもはや何の興味も持たなくなったとき、そしてそれが他の誰かの助けになるなら、私はあなたにあなたの過去について喜んで話します。そうでなければ、神を知ることに専念する方がはるかに良いでしょう。私はかつてあなたに、神の子供たち全員が家に帰るまで贖罪は完了しないと言いました。私たちは彼らがどこにいたか、何をしたかなどには関心がありません。私たちは彼らを評価したくないのと同じように、彼らの過去を評価したくありません。

7 心にとって、何らかの判断なしにいくつかの過去世リーディングを見ることはほとんど不可能です。 たとえば、彼らは心が創造主であると断言しているにもかかわらず、しばしば身体の状態を過去に関連付けます。 彼らが損得を強調するのはあなたのこと(もの)ではありません。これらの用語は評価的であり、したがってあなたのコースの目標とは矛盾しています。

8私たちは、分離についてまたその癒しについて詳細に議論してきました。暫定的なものは重要ではありません。あなたの判断は、真実を攻撃することなく、分離とその象徴をあるがままに評価し、あなたの信念の撤回を命じる場合にのみ、それらの中で真の防御となります。あなたが決して習得していないスキルの発達に私が干渉することを許すなら、私は確かに技量の乏しいだめな教師となるでしょう。

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