見出し画像

元・人事採用担当が思ういい会社

がっつり個人的見解ですよ。

採用担当の目が死んでる会社はだめだと思う

採用担当というのは、面接して合否を決めるだけが仕事ではありません。
役割はいっぱいあるけど、会社のことを学生さんにアピールして、どんな会社か正しく伝えることも大事なお仕事。

セミナーに来た、面接を受けた学生さん全員を雇うわけがないのだから、大半はすれ違っていくだけ。

でも、その中でうちの会社って、こんな会社なんですよ!って目をキラキラさせて採用担当がしゃべってたら、不思議なことに下を向いて聞いている学生さんの顔が、上がってくるんですよね。興味ない業界だったとしても。

私が採用担当をしていたのは、当時、社員1000人規模の機械工具系専門商社。今はだいぶ大きくなっちゃったwww
(まったく機械工具に興味のない私が入社した理由はまたいずれ…。)

その会社では、学生に聞かれたら個人個人の給料額以外は全部、自分が思うように答えろ、と言われていました(笑)
いいことも、つらいなと思うことも、全部。

社長の考えを代弁するのだから、と、しょっちゅう社長室に行っては、あーだこーだとお話して、セミナーには自信をもって臨みました。
この時まだ入社1年目~2年目に入るころ…ほんと寛大な社長でした(笑)。

私はラッキーでしたね。
会社のことを、自信をもって語れる採用担当で。
ちなみに初めのころは、採用担当って、みんなそういうもんだと思ってました。
ちがいました。はい。

人事担当者の会合に出たら死んだ魚の目がいっぱい…

とあるホテルで開かれた人事担当者の交流会に参加したときのこと。
もうね、びっくり!
ほぼみんな目が死んでた…。
キラキラした人、いなかった…。

全くわからないわけでもないですよ。
人事って、その会社の裏も表もまるっと見るものですから、楽しい前向きなことばかりじゃない。むしろそうじゃないことが多いかも。だからついつい、そんな顔になってしまうってのも…。

でも、あまりにもみなさん目が濁っていて、とっても残念だな、って思ったんですよね。
他社の採用さんたちとお話ができる!と思って楽しみにしていったんだけど、早めに切り上げて帰ってしまいました。

このときに、ああ、お仕事いやなのかな、人事がいやなのかな、会社をいいと思えないのかな、とかいろいろ考えました。
私みたいに会社が好きで、その会社を胸を張って売れる(アピールできる)っていうのはすごく幸せなことなんだな、と。

そしてそのことからずっと考えて、こう思いました。

採用担当の目はその会社の採用に対する気持ちの表れ

採用さんの目は、学生さんにとって、そのままその会社の中を映すんじゃないかと。

会社が学生さんに対して何を伝えたいか、どう接しようとしているのか、それを考えた結果、その人が採用担当として選ばれているわけだから。

ちなみに私が今いる会社には、採用担当、というのはないのですが、本業に関係ない部署であっても採用時の面談に会社のトップが必ず立ち合います。
中途採用でもなんでも。
それは、自分がその採用に対して責任を持つから。だそうです。

だから、面接がつらかった、とか、いやなことを言われた、とか、もうそういうところは合わないと思ったらいいんじゃないかな。
そんなところで耐えないといけないような会社は、きっと入ってからもっと耐えがたいことがあるような気がします。

もちろん採用担当がよかったから会社も絶対にいい!辛いことなんて何もない!!ってわけじゃないけど(苦笑)

でも一つの指針にはなるんじゃないかな、と思います。

採用やってた会社は私から転職で辞めてしまったのだけど、今でもずうずうしく、社長に貴重なお時間いただいて時々お会いします。
もとい、飲みに連れて行っていただきますwww
今でも私の、社会人として何をするべきかの指針であり続ける人です。

どんなふうに採用の仕事をしていたのかなどなど、また別記事で!(*´▽`*)



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?