否定しないこと
長年付き合っている三半規管のトラブルを治すヒントを得たくて、たくさんの方の耳を治している鍼灸師の元を尋ねました。
私が最初に目眩を起こしたのは10年ほど前の話。その後、難聴やら、フラつきやら、色々なトラブルと共存しながらもそれなりにやってきたわけですが…
そんなトラブルが起こるたびに言われていたことは、
『頑張りすぎたからだよ』
『睡眠とらなかったからだよ』
『ストレス溜めたからだよ』
『予定つめこみすぎたからだよ』
『一生懸命やりすぎたからだよ』
『手を抜かないからだよ』
どれも私を助けるために、励ますためにくれた言葉なのですが、『私が悪い』そう私には聞こえていました。そして自分自身もそう思って、毎度毎度反省会をします。
疲れたらいけない
頑張りすぎてはいけない
無理しちゃいけない
パワーをつけなきゃいけない
寝なきゃいけない
ストレスを抱えてはならない
トラブルになる度に
守らなきゃならないお約束が増えていくような感じがして、
やりたいことを諦めなきゃならない感じがして、私にはなぜかとても重かった。
でも、鍼灸師さんは最初にこう言いました。
『辛かったですね』
『必ず治りますよ』
その言葉が、とても嬉しかったんです。
シンプルな言葉だけど、心が喜んでる。
それはきっと、私のことを責めていないから。
それで考えてみたんです。
子供たちが何かに躓いた時、私はなんて声をかけているのだろうって。
『〜したからだよ』
『〜してなかったからだよ』
また繰り返さないように、同じ辛い思いをしないように、愛を込めて放った言葉のつもりだったけれど、これでは、あなたが悪いと否定していることと同じだな…
心が温かくなるような、心が喜ぶような言葉には否定が含まれません。誰かを責めることもありません。
モヤモヤする言葉の奥には、否定が隠れていることがきっと多いのです。
気がつかないうちに、自分を否定していたり、相手を否定していることがあるのかもしれない。
心に寄り添うとは、否定せずに気持ちに寄り添うこと。そして、可能性を全力で信じて応援すること。
ちょっとした声かけの違いから、そんな気づきを得たのでした♡
最後まで読んで下さり、ありがとうございました。。