No.22 ⚡デイケアでの発作⚡
12月下旬、老人保健施設の通所リハビリテーションへ行きました。今日はクリスマス週間ということもあり、施設内はクリスマスの装飾でいっぱいでした。私はドキドキワクワクしていました。
午前中、脳トレをしている最中に左手に震えが起こってきました。なんとか自分の力で抑えようと呼吸を整え、右手で左手を握りしめていました。助けを求めようとしてもうまく発声ができず、必死に震えを抑え込もうとしていたところ、PTさんからリハビリの声がかかりました。PTさんは固まっている私を見て「脳トレが難しく悩んでいるのかな」と思ったようですが、すぐに異変に気付いてくれ、私が落ち着けるよう声掛けをして、手を握りしめてくれました。しかし、痙攣は収まりません。
PTさんは看護師さんや他のスタッフを呼び、私を車椅子に乗せ、応急室まで連れて行きます。ベッドに移るときには既に四肢にミオクローヌス発作が出現しており、呼吸がしやすいように頭を高くし、呼吸をとめている私にゆっくり深呼吸するように促します。不安に怯える四肢をなだめるように、PTさんが肩や腕を、看護師さんは両脚を優しくさすっています。
ミオクローヌス発作は10~15分程度で収まり、血圧130/70台、嘔気や呼吸苦もなかった為、そのままベッドで経過観察となりました。
急変時にきちんとした対応をしていただき、とても安心しました。ここであれば、今後ミオクローヌス発作が起こっても大丈夫だと実感しました。このあとクリスマスプレートを食べ、食後はオットマン付きソファー(ちょっと贅沢)でゆっくり休養させていただきました。更にPTさんがミオクローヌス発作を起こして硬くなった四肢をマッサージ してくれました。
「あんな痙攣発作があると、本当に辛いね。しかも、いつどこで起こるか
分からなくて、自分でコントロールできなくて、しんどいね。あんなに
身体が硬くなるなんて、あれでは疲れるね。」
とPTさんは共感してくれ、涙が出そうでした(我慢しました)。ミオクローヌス発作もあり疲労感もあったので、その日はおやつを食べたあとに早退という形を取りました。スタッフさんのピアノ演奏もあり、とても素敵なクリスマスのひと時を過ごすことができました。
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