最後の残してくれたメッセージ
「ねーママ来て来て!見て」
息子がちょっと心配そうな声で、ハムスターを心配そうに見ていた。
なんか、心臓がぐっとなって、一瞬真っ暗になる感覚がして、怖くなった。
大切な家族のハムスターが天国に旅立っていた。
とても性格が可愛くて、好奇心旺盛で、人懐っこかったハムハムだけど、私だけどうしても手の上に乗せることが出来なかった。
ハムスターの寿命と言われる年月は越えていたので、いつ来てもおかしくないとは思っていながらも、まだ元気でかわいいハムハムはそこにいるから、漠然とまだ先のことのように思っていた。
突然来た旅立ち、ハムハムはたくさんの気づきのプレゼントを最後まで置いて行ってくれた。
死を考える時、どうしても自分の寿命のことを考えてしまうのだけど、家族、友だち...周りの大切な人ひとりひとりにも寿命がある。
"自分の寿命×大切な人たちの寿命“ なわけだよね。
自分一人の寿命を考えるより、一人一人の顔を思い浮かべて、全ていつか今日みたいなお別れがあるんだと考えると、超絶「嫌だ!」という感情と、この瞬間がすごくすごく有難くて大切に思えて、信じられないほどに涙が出た。
「当たり前は当たり前じゃない」ってよく聞く言葉だけど、一人一人の顔を思い浮かべて考えて。言葉の奥のものを感じるはずだから。
自信がないとか
自己肯定感が低いとか
自尊心を持ちたいとか
結果を出したいとか
認められたいとかさ
仕事やお金のことで悩んだりとかさ
よく考えては、悩んで落ち込んでと過ごしていたんだけど
こういう時って本当に目の前の大切なものが見えてない。
自分の「ないない」「ダメダメ」を言ってる暇あったら、目の前の大切なものを見て、しっかり感じて味わえ!!!と自分の心にあったうじうじするものを蹴っ飛ばしてやった。
なんかさ、ホントにそんなこと言っている暇なんてないんよ。
その時って結局自分しか見てないんよ。
顔上げてみよ。
大切な命が目の前にたくさんある。
今大切な心臓が動いてる。
当たり前の大切なことをもっと見て大切にすることだよ。
ってね、ハムハムが大きなメッセージを残してくれた。
うちに来てくれてありがとう。
愛してる。
次はどんな形で会おうか。