有事の金が高騰。この現象があらわすもの。
2年前、保有していた金(ゴールド)を全て売却した。
理由としては、金は金利を生まないこと。
だったら、金利を生む市場へ投資しようと思った。
約1年前の金価格はどんどん下落していった。と同時にプラチナも安値を更新していった。
しかし、株市場は個人の思惑とは逆に推移する。
プロ相手の市場に、素人の個人は太刀打ちできない。
まるで自分の買いを見透かされているようだと。思うくらいに損失を出した時期でもあった。
今では、金に再投資していればよかった。と思っている。
しかし後の祭りだ。
そう、金が高値を更新したのだ。
2020年は、東京オリンピックの華やかさをとは対照的に、一般の個人投資家には動揺が見える。
『老後資産2000万円不足』問題がキッカケとなり生まれて初めて
『資産運用』の世界に足を踏み入れた人たちに待っていたのは『安全神話の崩壊』というキツイ現実だ。
リスクを怒れる日本人にとって預金は、無菌状態の安全地帯であった。
『預金や国債を持っていれば元本保証で安心』と当たり前に思っていた『常識』が覆されたのだ。いよいよ庶民の世界をも直撃し始めたことになる。
銀行に預金をすれば、手数料分が確実に目減りして行く時代となった。
2020年はその『元年』であるのだ。
もはや安全資産など、この世には存在しない。
そして、金(ゴールド)が再注目を浴びるきっかけとなる。
『金の資産としてのデメリットは、金利を生まずゼロ金利であること』だったが、今や『マイナス金利よりはゼロ金利の方が相対的に高利回り』とみなされている。
金の強気相場で共通するのは『トランプリスク』の存在である。
11月に控えた米国大統領選挙。
予測不可能な言動を繰り返し。
イランとの軍事緊迫。
対中国の貿易関税など。
そうした危機意識から『嵐の番に輝く』と言われる金に、高値更新が続いているのだ。
我々個人は、生活防衛策を真剣に考える機会を、強制的に与えられる年となるだろう。
番外編
今年6月には増税に伴うキャッシュレス還元が終了予定だ。
日本経済はそれからが正念場だ。と私は推測している。
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