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12月4日 3都物語。
今日はヴィレッジヴァンガードに久々に行った。
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東京に単身で済んでいて、留守宅は名古屋、実家は神戸であるが、この3都市を行き来していることになる。
東京では主に歩き、神戸では電車やバス、名古屋では自家用車と言う交通手段の違いも相まって、各都市が見せる姿と印象はそれぞれ少しずつ違ってくる。
だいぶ寒くなって来たので体感温度も違う。東京では歩きの寒さを見越して着込んでいる。色々詰め込んだお気に入りのバッグを背負っているので、途中で汗ばむくらいだ。重いバッグほど足腰に効く気がする。
神戸では須磨駅で海を感じる。山が迫っているので、平地が少ない。
まあ子供時代からこういうアップダウンに慣れているので、名古屋や東京に行くとフラットで自転車に向いた町だな、などと思う。
海岸沿いは時に風が吹く。まあ比較すると温暖な瀬戸内海、そこまで凍える事はない。
名古屋では車移動が多い。イオンモールへ行けば、さながらテーマパークのような祝祭感があった。暖房が効いた人混みを歩けば、歩いている人々の年齢層が若いのに気づく。同じく神戸のモールでは、若い人は三ノ宮や元町や、あるいは遠出して梅田あたりに分散するのだろう、定年後の空調付き散歩道として日々徘徊する老人、エレベーター脇の定番席に座って眠りこける老人たちを数多くみる。
名古屋の茶屋イオンはそうではない。たぶん郊外から集まったクルマたちで広い平面駐車場は満杯だ。朝からやって来て一日中ウロウロすれば歩数は稼げる。フードコートでは座り放題、イオンシネマもあるし、そうヴィレッジヴァンガードもある。暇を感じる暇はない。
サイゼリヤもある、そうドリンクバーを頼めば何時間でも時間を溶かせる麻薬空間だ。
フードコートで眠りこける老人も居る。だがそれは目立たない。観光地や文化施設のほぼない名古屋地区では(本当に美術館は少ない。名古屋ボストンは潰れるし。もちろんどこでも経営は厳しいとおもうが、10数年しか持たなかった),電車もないなら車でイオンモールに行くのが最上級のエンタメなのだ。そう思うと文化的展示の役割をも担うヴィレッジヴァンガードや、まったりし放題のコメダがなぜ中部地区発祥なのかも垣間見える。画廊や現代美術の発信と、コミュニティの創出の、一つの形態なのである。
モノが買えなくても、寒くても暑くても歩数を稼げてサイゼリヤに行けてヴィレッジヴァンガードで文化を、TSUTAYAで新刊本を座ってただで読みまくる。
モールが地方文化の担い手である事に、
やっと気づいた。
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