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グノーシス主義に想う。

ヘルマン・ヘッセの"デミアン"で出会った"異端",

グノーシス主義は、この世は基本"悪"で"虚構の場"と思い定め、

自らの中に封じ込められた"神の一部"の事を知り死後神に至り一体化しようと考える思想である,と理解していますが、

その中には諸派あるものの秘教的で基本的に個人がそれを理解できるかどうか、

そしておのずからそうした"神の一部(一部は全部、なのですが)"を持つ存在は全ての人ではない、と言うその創世神話が内包する結果的な"選民性"からも

全ての人類を対象にするいわゆるキリスト教会とは相容れず、同会の隆盛に伴い異端として一時(と言っても千年以上でしたが)世界から隠される事になっていました。

と言ってもグノーシス主義者は心から"我々が真のキリスト教者だ"と言っていましたので、教会教父としてもそれは異端認定に力も入ろうかと言う所です。

だがタイガーと小林邦昭さんのように、
ダンプと長与千種のように、

ベビーフェイスが自らの正統性を示すには、強力なヒールが必要なように
グノーシス思想があったからこそキリスト教教会は(異端裁判などを通して)その正統性を結果的に強く堅固に世に示す事が出来た、とも思います。

(余談ながらダンプとクラッシュのわかりやすいベビーヒール対決構図から、ヒールの悩みや本音を感じさせる猪木からプロレスに入ったブル中野の"ストロングヒール"の登場は、奇しくもわかりやすい"悪の組織"ショッカーから、結果的に人類と対峙してしまう事になる“スタイリッシュゾンビ"こと仮面ライダー555の敵役"オルフェノク"登場にも繋がっている気がします。"たっくん"が実はオルフェノクである、と言う設定には当時痺れましたが、これは本来悪側ヒールであるブル様がプロレス女王に君臨する、と言うカタルシスとも繋がっている感じがします,すみません訳がわからない事呟きまして。。💦)

1945年にエジプト砂に1000年以上守られた1mの壺に入った"ナグ・ハマディ文書"を、たまたま農民が見つけて以来、それまでは異端排斥のためにキリスト教教父が書いた"反面文書“でしかわからなかったグノーシス主義の全体像が、

完全ではありませんがだいぶ俯瞰的に把握できるようになっているのが現在です。

今後もこれ以上資料はなかなか出てこないとも感じます。

異端といいながらもこの世は基本悪で、ひとりで知って死によって神に還る、と言う思想であれば数世代で消滅する訳で、放っておいてもなくなった思想なのでは、とも思いましたが、

まあ新しく加入する人も存続していれば(教本などあれば)発生する訳で、

だから尚更文書が徹底的に破棄隠匿されたのでしょう。。

ヘルマン・ヘッセを通じて(間接的に)グノーシス主義を知ったと思しきユングですが、その"潜在的無意識"の広大な思想は、全ての"神の一部=全"を持った人が結局神に"還る"と言うグノーシス思想と親和性が高いと感じられ、

生まれた時から"デカルト的唯物論"の中で、"擬態"しながら結局ロマン主義に還ったユングにはピッタリの思想であったのだろうと感じます。

まあ私も会社と言う“唯物世界“に必死で擬態している訳ですが、

中身はゆるゆるベタベタなロマン主義な魂しかない訳で、

最近では自らを"永世厨二病者"と呼んで楽しんでおります。。

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