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5月22日 トレーニング前にサラダチキンを食べると調子がよかった。そして井筒俊彦をすこしずつ読み進めていること。
昨日は会社そばの区営スポーツセンターへ行った。1回500円。会社からは徒歩3分くらいという近さであるのが助かる。1時間半ほどいた。
4月に1か月ほど行けなかったが、久しぶりに行ったときは、それぞれの運動がきつく、休みをだいぶ入れながらだったので、同じメニューで2時間かかったが、昨日は仕事終了時に途中のコンビニでサラダチキンを食べてからいったらだいぶ力が出やすい感じがした。
やはり空腹で疲れた感じではパワーが出ない。数日前からスタバのタンブラーにプロテインを20g入れて会社に持っていき、昼に飲んでいるが、これを2回分持っていき、昼とトレーニング前に飲むといいかもしれない。
けさの体重は63.8kgと64キロを切っていた。昨日朝で64.4kgだったので0.6kg減った計算だ。それほど減るような動きをしていないのだが、やはり運動したことが原因かもしれない。
神秘哲学 (井筒俊彦著)が難解でなかなか進まないが、実は1文1文が読み飛ばせない深みを持っている、というせいもある(言い訳言い訳)。
P.55から56にかけて引く。
パルメニデスは有名な「自然論」の壮麗なる序詩において、彼の哲学の霊感が那辺より淵源し来るかを詩的形象に託して暗示した。
(中略)
天馬に曳かるる車を駆りつつ真実在への道を急ぐ「覚知者」は、密儀宗教に入信して斯道の堂奥に参じ、遂に願いかなって最終の聖物を開顕さるる奥義会員(エポプテース)を哲学的に転移せるものに外ならない。(P.55)
換言すれば形而上学は、「形而上的なるもの」の直接把握を俟って甫て真の出発点に立つのである。(P.56)
痺れるような美文であるし、これはいわゆる戦争に取られる前の学生に講義しようとして用意された稿をもとにしているとのことであるので、時代も相当古いわけだが(斯道、はなかなか目にしない語であった)、そういうものを超えた熱い思いをも感じるところだ。
神秘、という語にはいろいろなドクサが絡みついているとは思うのだが、言葉の構成を見れば、「神により秘された」重要な、あるいはエッセンンシャルな事柄、ということだろう。
そして神により秘されてるのであれば、通常生活ではうかがい知ることも、存在していることも、あるいは知らぬままに一生を過ごす、というものごとのことであろう。
そしてそこに肉薄せん、という意思を古代「哲学者」と言われる人たちの想いが至り、それを井筒が大きく俯瞰する。
なかなか読み進められない本ではあるが、ただ事ではないことが、書かれている、それも学究的に、しかし時に逸脱の気配を孕みつつ、というのが
本書の魅力であるのだろう。
(井筒さんはすごい方だと思います。。)
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