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11月16日 古本購入。

今朝の体重65.1kg、体脂肪10.1%。
昨日はほとんど家を出ずに食べていたので、体重が1キロほど増えたが、食べたものが納豆、きな粉、もやし、ワカメに鶏むね肉推定400gなので、なんだか体重計は筋肉認定している気がする(炭水化物だとこうはいかない?)。

昨日の歩数は1000歩程度。古本屋6件、1.5時間滞在、購入2冊、購入検討本情報入手4冊程度。
購入したのは昭和13年発行の小堀杏奴編、『森鷗外 妻への手紙』、330円。
これは杏奴29歳ころ、長男誕生後の編書である。27歳の時の『晩年の父』に続く(編書だが)2作目の著作になるだろうか。

杏奴は鴎外の後妻、18歳年下で美人と評判だったという志げの次女。鴎外は志げと母との関係で生涯悩み、悩むがほど著作が増えたという。結果的には志げのおかげで多くの書を刊行できたというべきだろうか(いわゆる負のストレスを昇華した、というべきか)。


森志げ
もう一冊は、洲之内徹の帰りたい風景(気まぐれ美術館)。
この本は大好きで、文庫を持っているが、700円でハードカバーがあったので思わず購入。この勢いが古本購入の怖さである。

洲之内の文は、芥川賞候補に2度なっていることからもわかる通り、読みだすと個人的には止まらない。生活に根差した美術周辺の随筆ともいうべき筆致で、内容は違えど同じく日常生活から小説を紡ぎ出す、山田稔作品と、すくなくとも私個人が受ける感触は似ている気がする。

帰りたい風景: 気まぐれ美術館
なんというか、洲之内の選ぶ美術作品は、私が好きな傾向とは違う場合もあるが、本で紹介された絵を見ていると、その良さがジワジワわかるのだ。
そしてその絵に関係したエッセイを読んでしまうと、すっかりその画家自体が好きになっている自分を発見する。

そしてもういちどしみじみと絵を見る。

より深い滋味が溢れてくる。

この流れが溜まらない。

ということでこのシリーズを読んでいる。

文庫はもっているが、単行本も買ってよかった、と(ちょっと無理やり?)思っている。

(いやあまた本が増えちゃいました。。。)

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豆象屋
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