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【そういえば知らない“融資”って?】

【珈琲のオトモのマメ知識 vol.676】

↓ 一応、こちらが順番の前回の内容です


『融資』って、よく聞かれますか?
経理などされていると聞きますかね?

いずれにせよ、堅いイメージがありますかね?
一般的には、関わらないような

ただ、だからと言って、
知らないでいい、ってもの

それはそれで、おかしな話です
知っておいて損はないはず

そこで、かんたんにですが、
融資の概要くらいの確認をと

融資の分野は、奥が深く、
エリアによっても違ってくるので、

かんたんにしか触れません
わけわからなくなってもいけないので…


§『融資?ローン?違うの?』


おそらくですが、融資よりも、
【ローン】という言葉の方が、

耳馴染みありませんかね?
融資よりも、ずっと身近になったかと

これ、明確な使い分けはありませんが…

ローン ⇒ 個人的な借金
融資  ⇒ 事業的な借金

こんな違いになります
単に、個人名義か?法人名義か?

ってことではありません
なぜか?というと、

事業でも、個人事業である
ということが有り得るからです

そうなると、事業系の融資になりますが、
名義は、個人ということになります

そして、個人のローンとなると、
窓口が限られますね

基本的には、銀行等か消費者金融関連のはずです
住宅、教育費、自動車など、

用途が明確になっているローン
もしくは、それ以外のいわゆるカードローン

使途が自由なやつですね
その代わり、使途が明確でない分、

利息が高めに設定されてます
あくまでも目安ですが…

住宅ローン :約0.5%/年
教育ローン :約2.5%/年
自動車ローン:約1.5%/年
カードローン:約12%/年

こんな感じです
カードローンは、圧倒的に高いです

そして、意外に注意なのが、
自動車ローンです

これ、自動車を購入する際に、
“銀行等”からお金を借りるものです

一般的には、実は違ってまして
『提携ローン』が一番多いです

ディーラーで購入する際に、
その場でローンを組むソレです

これ、利率が高く、約6.5%/年
もっと高い場合もあります

しかも、これ条件が悪い…


§ 自動車ローンと提携ローンの比較

・返済期間
自動車ローン:約10年
提携ローン :約5年

・車両の所有権
自動車ローン:自分所有
提携ローン :ローン会社所有

・利率
自動車ローン:約1.5%/年
提携ローン :約6.5%/年


どうですか?
提携ローンは、条件がよくないですよね?

例えば、返済期間中に、
車を売りたいとなった場合、

銀行等のローンなら、
売却は可能です、自分の車なので、

提携ローンは、自分の車でないので、
それは、すべて完済して、初めて売却です

その代わりですが、
銀行等の手続きは手間です

そこにも、注意が必要です


§『融資の種類』


参照:https://squareup.com/jp/ja/business-launchpad/grow/financing-business-expansion

個人のローンはこれくらいにして、
本題の融資について確認しましょう

そもそも、事業系の借入金
それが“融資”ですね

まず、大きく2つに分かれる

・公的融資
・民間融資

これらになりますが、
要するに、

公的な機関でお金を借りるか?
民間の機関でお金を借りるか?

この違いになります
どちらも『お金を借りる』という意味では同様

基本的には、公的融資の方が、
審査が通りやすいですかね

と言っても、ケースバイケース
状況によっても異なります

まずは“公的融資”の内容
こちらの大きなものを確認です


§ 日本政策金融公庫

ここは政府系の金融機関です
こちらの役割が『民間金融機関の補完』

つまり、民間で融資下りなかった…
でも、うちなら大丈夫でっせ!ってことです

まぁ、絶対ではないですが、
通りやすくはあります

そして、基本的には、
担保もなく、保証人も不要です

ただ、1/10の自己資金が必要になるかもです
こちらは絶対ではないですが、


§ 地方公共団体

こちらは『制度融資』というやつ
民間と連携して融資を行うものです

こちらも、比較的に通りやすい
先程と違い、保証人として、

信用保証協会が入ります
ただ、担保は基本的には不要です

そして、これらは地方公共団体によるので、
条件などは、エリア等によって、

それはもうバラバラです
都度確認、問い合わせがいいでしょうね


§ 商工会議所

通称『マル経融資』
正式名は『小規模事業者経営改善資金貸付制度』
参照:https://www.jcci.or.jp/support/financing/marukei/

因みに、商工会議所は、公的機関ではないですが、
この商工会議所を通じて、

日本政策金融公庫の融資を行うものなので、
公的融資になりますね

なので、担保、保証人は不要
ですが、条件があります

『商工会議所等の経営指導を受けた方』

こちらした対応できません
しかも、原則6カ月以上です

その他、条件は…

融資限度額:2,000万円
返済期間:
 運転資金7年以内(据置期間1年以内)
 設備資金10年以内(据置期間2年以内)
利率:1.65%(特別利率F 2024/12/1現在)


こんな感じですかね
公的融資、大きくは、この3種類かと思います

これらは、比較的に通りやすい
という点で似ていますかね

目的として、公的機関にて、
事業を応援しますよ!

というのが趣旨になるので、
事業を頑張ってください!

ってのがスタンスです
ですが、何でも通るわけでもないです

その点には、ご注意を…
と、今度は、民間融資を確認ですかね


§ 銀行

言わずもがな金融機関ですね
一番身近かもしれません

現在では、個人で銀行口座を保有するのは、
もはや当然で100%あるんでは?ってくらいです

が、今回、中小、零細企業等
それら対象と考えているので、

メガバンクは、今回ムシです!
ほぼ、融資してくれないと思ってください

あちらが大企業相手ですから
こちらには、目もくれません

なので、地方やネット銀行などですね
当然ですが、審査は、公的融資より厳しいです

そして、銀行にも融資の種類
それが3つほどありまして、


・プロパー融資

信用保証協会を付けないで行う融資
金利が低いですが、伴って審査が厳しい


・信用保証協会保証付融資(マル保)

保証人として、信用保証協会が入る融資
プロパーが通らくても、こちらは通る可能性があります

当然ですが、保証協会が入るので、
そちらへの保証料が利息と別途必要になります


・ビジネス融資

銀行独自の融資サービスです
融資までの期間が短いですが、

金利が高いのがデメリット
そして、独自のモノなので条件等様々です


§ 信用金庫

こちらも身近かもしれません
各地方にありますからね

信用金庫が行う融資の特徴は、
基本的には、小規模融資です

と言っても、中小、零細からしたら、
それで十分でしょうから、

そういった意味では、
一般融資と言っても差し支えないかもです

一応、その基準として、

従業員:300人以下
資本金:9億円以下

まぁ、日本の企業のほぼ
それらが対象でしょうね

小口の基準としては、約700万円
これが小口と言われるようです


§『融資には、何が必要?』


参照:https://www.jcb.co.jp/loancard/special/bank_loan.html

基本的には、書類がすべてです!
当然、面談などもありますがね

まずは、書面がないと、
そもそも、話になりません

必要なものの代表的なものは…

・決算書3期分
 損益計算書や貸借対照表等

・試算表
 現況に一番近いものが望ましい

・事業計画書
 資金使途や資金繰り、事業計画などのわかる書類

・登記簿謄本、印鑑証明書
 個人の場合は、本人確認書類印鑑証明書となります

・納税証明書
 納税を滞りなく行っているという証明書

・銀行取引明細書
 通帳もソレの1種になります

・確定申告書
 直近の確定申告書が必要です

・許認可証の写し
 許認可事業の場合のみ必要となります

これらが基本的には必要
ただし、融資元や状況により、

これら内容も変わりますので、
それも確認する必要があります


§『例外的な融資?』


参照:https://jfc-guide.com/basic-knowledge/12633/

他にも融資ってありまして、
というか、例外的なものですがね

なので、それぞれかんたんに、
確認しておこうかと、


§ 当座借越

当座預金というものがあれば、
その通帳の残高を、仮に、

越えて、支払いをしてしまっても、
越えた分を貸しますよ!って制度

ただし、その範囲はそこまで大きくない
瞬時に貸していただけるのは、メリットですね

ただ、そもそも当座預金は、
作って!と依頼して、できるもんでもなく、

一定以上の事業者のみ発行可能で、
誰でも、作成はできません

つまり、当座預金口座開設の審査
これは、非常に厳しいということです


§ 手形貸付

こちらは、約束手形を振り出して、
それを基に貸し付けするものです

基本的には、短期融資に用いられます
早期の融資にもなるのでメリットですかね

ただし、こちらにも、
当座預金、こちらが必須です

つまり、誰でも受けられる融資
ってわけじゃないです


§ 手形割引

手元に約束手形があれば、
金融機関が買い取りますよ!

みたいなものですが、
ですが、手続き上は、

その手形を担保に、
お金を貸しますよ!って制度です

キャッシレスの時代になり、
手形文化もいつか消えるんですかね?


§『まとめ』


融資のあれこれを確認しました
ざっくりですがね

これら、細かく確認してたら、
それこそ、終わりません!

融資コンサルなんて仕事もあるくらい
それほどに、複雑なんです

ですが、自分でもできます!
金融機関等はサポートしてくれますから、

無難なのは、専門業者を通すこと
なんですけどね、信用度が上がります

これら、ザックリまとめると、

まずは、民間融資で検討

難しいそうな反応…

じゃ、公的融資を検討するか

こんな感じでいいかと、
というか、おそらく、

金融機関の窓口にて、
紹介されるんじゃないですかね?

その際に、
『ん?何のこと?』ってならないために、

ある程度でいいので、
概要でも、修めておきたいものですね


↓ 一応、こちらが順番の次回の内容です


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