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#バックナンバー【“シリーズ投資”第21株-ロスカットの基準ってあるの?-】

【珈琲のオトモのマメ知識 vol.521】

↓ 前回の内容です


含み損の関連、これにて完結です
3つの対処方法をこれまでに確認しました

その中の“ロスカット”
悪き者は切腹せい!ってやつ

その基準ってわからないですよね
今回は、それを確認します


§『ロスカット・ラインとは?』


一応、一般的に“ロスカット・ライン”
というと、どういう意味か?

それは『強制ロスカット』されるライン
つまり、勝手に損切りされてしまうラインです

これは、証券取引などが任意で決めてます
これを設定する目的ですが、

『とんでもない損失を抱えないため』
こちらになります

勝手に売却しやがって!
じゃなくて、ありがたいものなんです

それ、放置しておいたら、
もしかしたら、多額の借金を背負うかも…

って、瀬戸際まで行かない程度に、
事前に、止めてくれてます

ギャンブルで例えたら、
いい制度だと言うことがわります

とりあえず、2万で勝負だ!
と意気込んでみたものの…

蓋を開けば、丸飲みされた…
これ、取り戻さなければ!

と、追加で、さらに2万!
そこに、ホール店員がやってきて…

『お客様、強制ロスカットです…もう、追加できません』

ありがたくないですか?
当人からしたら、大きなお世話かもですが…

ただ、頭は冷えそうですね
ですが、今回の話はこれとは違います


§『任意のロスカット・ライン』


自分でロスカット・ラインを設定する
これをしたいわけです

ここまで行ったら、損切りする
ってというラインの設定です

と言ってはみたものの、
これ、決まった理論的なものはありません

なぜなら、リスクバッファは、
人それぞれだからですね

それぞれ、投入資金も違えば、
スキル、経験も違いますからね

確認するのは、あくまでも
“目安”ってことです

では、その計算式を…

(急騰前の株価+買値)÷2

こちらになります
急騰前の株価はいいですかね?

『あっ!急騰した!』となった前の日の終値
こちらのことですね

買値については、#509にて、
確認してますよね

・ローソク足の終値
・ローソク足の次のローソク足の始値

急騰した後のどちらか?
でしたよね?

例えば…

急騰した銘柄の終値が550円
その前日の終値が500円だった

その550円で購入できたとする
その際の任意のロスカット・ラインは?

(500円+550円)÷2=525円

525円がロスカット・ラインとなります
なので、この550円の株価が、

525円を割り込み、524円となったら、
もう、これは損切りということになります

先程から言ってはいますが、
これは目安です

なので、例えば、この例にて、
1万株買っており、524円となったなら、

その含み損の額面は…

(550円-524円)×1万株=26万円

これなら、仮にトンでもいいか
ってなら、別にホールドでもナンピンでもよし

資金面で言えば、

元々は…
550円×1万株=550万円

では、ロスカットしたら…
524円×1万株=524万円

まだ、戦えそうですね!
目減り率で言えば、約5%程度

この計算式ですが、
そもそも、何をやっているか?

急騰した株価の半分くらいは、
まだ伸びるよね?ってことです

つまり、根拠なんてない
だから、目安でしかない

故に、とんでなく急騰した場合
こちらには注意です

その半分といっても、
かなりの金額かもしれない

先程の例では、5%程度でしたが、
それが50%ともなれば、

資金の半分を失う結果になります
それでは、ロスカットの意味を成さない…

なので、これを目安に、
自らのお財布と相談しましょう


↓ 次回の内容です


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